八重山諸島に住んでいた頃、「星の砂」と呼ばれる白砂をよく見た。
サンゴの死骸が星の形になったものだが、む~さんには小粒のコンペイトウに見えた。
むー塩を作れば必ず生まれるのがこの星の砂に似たコンペイトウだ。
最後の仕上げで固まらないよう、ひたすらかき混ぜ続けるのだが潰し切れず、どうしても最後に粗い結晶が出来てしまう。
面倒だが「ふるい」にかけ、大粒結晶だけミルサーで粉砕、むー塩が完成する。
古来製法の粗塩は必ずにがりを抜いている。
これらの手間を省き、途中でザルに上げてにがりを落とし天日干しするのがはるかに楽で、大量に仕上がる。
天然塩、海水塩、天日塩などの言葉で判断する人は多いが、天然でない塩など地球にはなく、元はすべて海水、乾燥は天日だろうが火山熱、ガスだろうが関係はない。
湿気にも強く安定した塩を大量に作ろうとすればにがりを抜かざるを得ない。
最後まで水分を抜けば釜は「から炊き」になり割れ、塩は岩塩に固まり始める。
完全な塩は生モノであり湿気を吸いやすく、吸えば「苦味」が出て品質が安定しない。
労力も時間もかかるが、「完全な海水ミネラルのバランス」を維持するならにがりは抜けない。
原始的な方法では作っても作っても供給が追い付かないのが現状だ。
外洋の海水は辛く、甘塩を作るなら山からの水が混じる場所を選ばなければならない。
今は特殊な装置で完全なバランスの塩も出来るようになったが、伊勢産むー塩の最大の特徴は「甘くて旨い」ことであり、次にミネラルバランスが続く。
健康塩を作ろうとしたわけではなく、旨くなければ長続きしない。
何処で作ったかより、何処の海水を使ったかでむー塩の味は変わる。
いつかは海水産地表示も必要になるだろうな。
いずれにせよ味に関係なく完全なバランスのむー塩は、乱れた代謝を元に戻そうとする。
生命の起源は海であり、海が隆起した陸地も含めてすべての生き物は海水から得たミネラルの「バランス」で生命を維持している。
決してミネラル量や特定の成分ではない。
このコンペイトウ塩・・に 「星のむ~塩」と名付けた。
あられ・・ザラメみたいで、このまま料理にも使え、塩を舐めるなら重宝する。
つまんで口に放り込みやすく、歯触りもなかなかよろしい。
ガリガリ・・塩・・かじるという感覚だな。
舐めたい人、食べたい人にとっては「救いの逸品」
「星のおむ~塩様」になって、目にハートマークが付くだろう。
今のところ野人が使っているだけだが、欲しい人が多いなら製品化してもいい。
希望コメント・・5個くらいあれば考える。
粒は揃わないが、湿気にはやや強いかな。
むー塩作り 潮汲み 海水が綺麗な時
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大半は海底井戸の地下水を使う
完全な海水塩作りの苦悩1
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レンガの塩釜戸 完成間近
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