トマト、ナスなど、たとえ同じ品名でも新しく種や苗を買い求めて同じ場所に植えても育ちにくく、連作障害と似たような結果になる。
親からその地の情報を引き継がれた種ではないからだ。
これらナス科の多年草は日本の露地では1年で枯れるが温度管理すれば長生きする。
これから、情報を引き継いだ種をその場に戻す実験を進める。
種の継続が重要であり、最初は育たなくとも植物は必ず種を残し、種に情報を込めて引き継ぐ。
その種の発育は親と異なり明らかに早い。
レタス類はいくら花を咲かせ種が飛んでも発芽しないよう改良されているが、原種に近く非常に苦味が強いレタスは草をものともせず雑草の如く通路にまで種から発芽して勢力を広げている。
レタスはヨモギと同じ「虫も食わない」キク科なのだから当然と言える。
原種に近く苦味も薄く勝手に増えるレタスを開発するか、市販の種を時間をかけて初期設定すれば問題は解決に向かうだろう。
根を広げて繁殖する多年草においては、種の情報だけでなく、自ら作り上げた環境の中で根や球根を増やして行く。
同じような条件の土壌なら、球根は親が作り上げた土壌で育ちやすくなっている。
さらに、人参、ゴボウ、イタリアンパセリ、ニンニク、ニラなどの多年草野菜は種が飛べば勝手に株が増え、ヨモギやクローバーなど多年草の進撃を耐え忍ぶ生命力を有している。
ヨモギ、チガヤなど、衰えを知らない多年草の進撃、一歩も引かないヤマウドやニラやシマラッキョウ、多年草同士のバトルを長年観察していればひらめくのも当然。
ヨモギやチガヤやノシバやクローバーに占領されたうねに、ジャガイモやラッキョウ類をぶつけることにした。
何故、ジャガイモとラッキョウなのか・・
単純明瞭、誰にでもわかりやすい道理があるからだが、「イモとラッキョの土壌救い」シリーズで詳しく解説する。
多年草の仕組みを理解して、その種の強み、弱点を知り尽くしてそれに勝てる根菜で対抗、多年草は多年草をもって制す、しかし絶滅はさせない。
ブシのなさけ・・・で
協生させ、競い合わせることでさらなる生長エネルギーを引き出す。
これが平和的省エネ、物理の極みであり協生農法の醍醐味だろう。
海から生まれた野人農法2
http://ameblo.jp/muu8/entry-10390348907.html
生命力溢れる「海岸の岩肌の花」
http://ameblo.jp/muu8/entry-10119143228.html
耕さないことが最も重要
http://ameblo.jp/muu8/entry-10649939734.html