動物の生命は生命によって養われる
命を奪うのも 慈悲を持つのも生命
地球上で最も複雑な感性を持つ人はその狭間で迷う
本能で生きる動物にも慈悲はある
肉食獣だって エサとなる動物の子を前にして
一瞬ひるむことも 我が子として育てることもある
食べる為に育てた家畜の殺生は人間も躊躇する
開花前の野菜を引き抜くのは動物ほど抵抗を感じないのが人間
命の線引きによって人は救われているのかも知れない
殺生と慈悲
言葉では簡単だが 思いは人それぞれ
殺生に携わる人は慈悲を抑え
慈悲に生きようとする人は殺生を嫌う
しかし殺生なくして生きては行けない
誰かがその役割を担い その代価を払う
肉を避け 菜食の道を選んだとしても 食べれば殺生に変わりない
動物も植物も同じ命 心を持っている
大木を切り倒すのも雑草を抜くのも同じ殺生
ムカデ 蚊 野菜果樹穀物や庭木の害虫 アリ クモ ゴキなどの昆虫
増えすぎた動物の駆除・・
身を守る為 快適な暮らしを営む為の殺生
本能の殺生と 仕方ないという人の都合の殺生
どちらも人の心次第だな
有機と名のつくものは すべて生命体
それらの命なくして命は支えられない
子供の頃から食べる為に海山で自ら殺生をして来た
それは毎年のように繰り返された
今は・・
生きる為 食べる為 人に食べていただく為
以前とは比べ物にならない殺生をしている
植物だけでなく 魚介も動物も・・
慈悲が消えたわけではない
殺生を繰り返すほど 慈悲の心も強くなる
殺生などしたくない
人間とは難儀な生き物だな
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お蝶 お特訓 よく頑張ったな
年・・幾つだ?