生命の仕組みのお話 6 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

日に3食、身体が食べ物を求めること自体既に代謝センサーが壊れている。

膨らんだ体型が標準に戻らないのも同様で、ダイエットが苦しいのはそれが原因だ。

正常な食べ物が体に入らないから食欲が治まらず、胃が苦しくなるまで食べ続けようとして、過食症に苦しむ人も増えて来た。

食欲が正常なら食べる時間を問わず、1日1食でも数日食べなくとも何の問題もない。


幼い頃からの習慣で3食が当然のようになってしまったが、それは当時から完全な食品がなかったからであり、本来の食欲を知る人はいないからだ。

肥料とエサを与える農耕畜産の歴史は何千年も続いている。

野人はその当時から間違っていると書き続けて来た。

思考の起点が、食材が本質を持つか、食欲が正常かであり、基本的な事が明確にならない限り先へ進むことはしない。

長い経験から迷路に入り徒労に終わることが多いからだ。

己の状況を知り、相手を知るのは兵法でも真っ先にやる当たり前のこと、何をどのように食べるかはそれからのことだ。


穴の空いたバケツから漏れる水を補充し続けようとするのが今の健康法。

人知で知り得た方法で穴を塞ごうとするのが今の医療。

動物の持つ自然治癒力を信じ、精神の力で克服しようとする人もいるが、治癒力が失われたから発症したのであり、物理を精神力で元に戻すようなもの。

いずれの方法も個人差があるが、自然界の物理に例外などなく、ほぼすべての人に同じ答えが出なければ間違いだと言える。


穴の空いた原因を突き止め、水の補充もせず、穴を塞ぎもせず、楽をして自然に塞がるのを待つ人もいない。

自然界では普通に食べていれば穴が空くことはなく、事故や感染症はともかく病にはかからない。

食糧不足で空いたとしても食べれば穴は塞がる。

怪我の傷も舐めて治すのが早く、舐められない箇所だけ時間はかかるが「かさぶた」で保護して治癒する仕組みが出来た。

人類はその傷の治療法でさえ、数十年前までは悪化させる道理を用いていた。

科学医学は間違いと修正の歴史の上に成り立っている。


唾液は口内だけでなく食道から肛門までの内部消化器官の修復を担っている。

皮膚だけでなく口内の仕組みまで洗剤で一掃すれば、生命が正常でも病に拍車を書けるようなもの、まして生命が不調なら治癒力も不調、全員が病の予備軍になってしまう。


食べ物の選択も洗剤の使い方も体にとっては人災と言うしかなく、人知の結晶でもある農業と洗剤、どちらも環境破壊の最大の原因となり、他の生き物をも苦しめている。


続く・・



食は本能1 脂肪

http://ameblo.jp/muu8/entry-10879547559.html


食は本能2 ヘルシ~?

http://ameblo.jp/muu8/entry-10880654359.html