冬山の宝石 フユイチゴ
ムクの実 発酵した干し柿 味噌味・・
原人がまたやって来た。
10月後半に来たのだが、一月もしないうちにやって来て4日間居座る。
アケビがり木の実がりで採りまくり食いまくり、海にも潜ったばかりだ。
昼間は食って遊んでばかりいるように見えるが、朝夜はちゃんと協生農法の研究をしている。
顔はやや間が抜けてはいるが、一応世界最高峰の物理学者だ。
ヤマハ当時の野人も、昼間、会社へは好きな時間に遊びに行って好きな時間に帰り、書き物仕事は深夜から朝にかけてやっていたから似たようなものだな。
複雑系物理の原人、なごみ系のしげちゃんのりちゃんを連れて山の講習へ出かけた。
天気予報は終日雨、雨は止んでいたが、むかごを揺すればむかごよりも水とゴミの洗礼を受ける。
「天気悪いからやめとこ」と言ったのだが
食い意地の張った原人が、合羽着てブッシュに自分が突撃すると言うので原人を先頭に山へ突撃した。
お昼ごはんは「むかごメシ」、デザートは「フユイチゴ」と決めていたから仕方ない。
協生農法士は海山川、自然界の仕組みを理解することが基本であり、有用植物の知識、活用法、味覚も必要だが、協生とは何か、その地の環境、土壌、土質、植生を知り、触れて物理的な思考回路を磨くことが重要だ。
自ら考えて答えを出すことが出来なければ応用も出来ない。
野人に教わることは入り口であり、「きっかけ」に過ぎない。
むかごめしもフユイチゴも実習の産物に過ぎないが、目的を果たす手段は物理方程式。
猪鍋でもタヌキ汁でもモクズガニ釜めしでも良いのだ。
原人はひたすら自分のムカゴを採って食い、「か~さんのムカゴ」はしげちゃんのりちゃんが突撃した。
結局原人の為に用意した合羽は役に立たなかった。
昼食画像でわかるが、しげちゃんのりちゃんが調理して支度、野人は猪の焼き肉と鹿ハムを用意したが、原人は皆が準備している最中から・・
ひたすら 食っていた ・・
毎回の事だが、誰よりも早く食い始め、誰よりも最後まで食っているのが原人だ。
これも、楽をして目的を果たす省エネ、立派な物理と言えるので誰も文句は言わない。
木の実が少ない年だったが、見渡す限りのフユイチゴの森は壮観、皆さんニコニコ顔でお腹がピチピチ・・チャプチャプ・・ランランラン~
と言うまで食前に食いまくった。
山の宝石フユイチゴは酸味があるが、甘味とのバランスがとれている。
酸っぱいのが苦手な野人は・・
それをヒマそうに眺めていた。
食べまくってみたい人はむーさんが案内しよう。
12月がピークだが、1月でも食べられる。
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