葉による野生イチゴの判別 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

モミジイチゴ

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カジイチゴ  トゲがない
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クサイチゴ  草のように低い
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ニガイチゴ  苦くない
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クマイチゴ
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フユイチゴ  真冬に熟し地を這う
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今がキイチゴの最盛期だ。もう既に終わりかけているものもあればこれから初夏にかけて実を付ける種もある。また地域や高度によっても時期はずれる。この辺りには10種以上のキイチゴがあるが、主なものはカジイチゴ、コバノモミジイチゴ、クサイチゴ、ニガイチゴ、クマイチゴなどだ。他に、ヤナギイチゴやエビガライチゴなどもあり、ナワシロイチゴは初夏に、フユイチゴは秋から冬にかけて熟す。今回写真はないが、野人が一番好きな野いちごは芳香のあるバライチゴだ。山道を車で行くと、斜面はキイチゴだらけなのだが気が付かない人のほうが多い。車を止めて食べていると、「え~~!」と驚いて一緒に食べるくらいだ。多い時は路上駐車の車が数台溜まってくる。キイチゴはトゲのあるバラ科の低木で、毒のあるものはないから赤か黄色い実を見つけたら食べてみると良い。ただし秋に小豆大の赤い実を付ける「ノイバラ」の実は漢方では下剤に使われるから便秘の人以外はパクパク食べないように。