庭のブロッコリー 植物の本質 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

 

隣の畑とは フェンスと表土隔壁で仕切られている

豆類はフェンスに毎年

下草はレタス ニラ ネギ ミニ大根 人参 シマラッキョウ

ブロッコリの向こうのカリフラワー  狭かったな・・

一番株 枝株を収穫したあと 鈴なりだな・・

1株の残りで これだけ・・

下草のミニ大根もでかいな

 

 

野人が住み着いている事務所の前には小さな畑がある。

幅60㎝長さ6mで4㎡弱の畑だが、協生農法発祥の地だ。

新たな農業理論は長い実践から生まれるものだが、農業にまったく関心もなくやったこともなかった。

しかしながら、こうやれば簡単に出来るし業としても成り立つはずだと言う道理は既に持っていた。

それは子供の頃から海を、川を、森を見て育ち、自然界の仕組みと植物を数十年間研究したからだ。

その理論をまとめるにあたり具体的な数値を出す為にここで実験した。

実験期間はわずか4カ月、それで十分、およそ本一冊分の理論をまとめあげた。

名称や仕組みに間違いがないか念の為に株主でもある生物、植物の先生に目を通していただいたがまったく問題なかった。

個々の仕組みや道理に一切間違いはないが、それらを連ねた方程式の答えがとても信じられないと言う。

「これがこうだからこうなり、こうなって結果このようになる」

「こうなって」までは良いのだが、「このようになる」ことが非常識であり、農学関係者に連絡していたが誰も否定出来なかったようだ。

考えた事もなかったと言うのが実態だ。

植物学、農学を物理方程式で解く人はいないのだから仕方ないが、生き物の仕組みは精密機械よりはるかに高度で、未だ人知も及ばない物理学なのだ。

だから物理で解明するのが当たり前なのだが、おかしな世の中だ。

野人は協生農法の理論書を書きあげてから、それに基づき本格的な実験むー農園を設計施工した。

常識とは順序がまったく逆になるが、構造計算して建築物を建てるのと変わりない。

計算を間違えなければ問題なく、現にその通りになっているから「苦節何十年」などと言う迷走期間もない。

石灰も堆肥も肥料もなく5年半になるが、毎年のように野菜は勝手に育つ。

風当たりの強いむー農園よりはるかに生育が良いのだ。

ブロッコリーは3株だが、これは巨大な一番株を収穫、さらに脇の株をいくつか収穫した後の様子だ。

ザルに山盛りあったが、その後もうじゃうじゃ生えて来た。

あまり野菜を食べない野人にはこんなに必要ない。

人間はどのような仕組みで植物が育つのかを理解せず、独自の理論で早期膨張させ、植物のような野菜の養殖に苦労している。

余計な事さえしなければ本質を持った雑味のない美味しい植物が勝手に出来るのだが・・・



収穫から1週間後 今朝の様子 まだ出てくる・・