ハコフグの毒 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

以前にも問題になったが、今月の初旬には東京都でもハコフグがニュースになった。

ハコフグの毒を取り除かずに販売され、回収出来なかったと言う。

ハコフグの毒はテトロドトキシンではないが、呼吸困難、死亡することもある。


ハコフグは名の如く箱のような硬い外皮に覆われ、動きも遅いので小学校から中学にかけて海に潜ってはよく突いて食べた。

母は、「そんな得体の知れないもの食べて大丈夫?」と心配したが・・

「大丈夫、これは無毒、常識じゃい」と・・食べ続けた。

野人は中学の頃から捕獲した魚やタコやウナギだけでなくフグも自分で調理して食べていた。

ハコフグは硬い殻ごと浜で焼くか、茹でてささみのような身にマヨネーズを付けて食べるのが好みだった。

殻が縮まないよう割り箸をつっかい棒にして干し、フグチョウチンのようにして飾っていた。

他に無毒のフグはサバフグ、イシガキフグ、ハリセンボンなどがあり、これもよく獲って食べた。

ハコフグは、後に毒があることがわかり危険魚になってしまったが、危なかった・・

皮から出る粘液は水槽の魚を全滅させ、肝臓にも毒があるようだが、野人はいつも丸焼きか丸茹でで、皮や肝臓エキスも含んだまま食っていたのだ。

当時、野人ほどハコフグを食った者はいなかった。

これだけ食ってもあたらなかったのだから必ず毒を持つとは限らないが用心にこしたことはない。

野草や木の実と違ってフグの毒は舌では判別出来ない

同じように後に「毒蛇」に変更されたヤマカガシにせよ、おもちゃにして遊んだ友だ。

もう少しで「常識」の犠牲になるところだった。

常識とは誰かが作って広まったもので、時代と共に移り変わる浮気雲のようなものだな。

盲信すると痛い目に遭う。

危険、猛毒と判定されて世界中で廃止されたものは数えきれない。

誰かが犠牲になってやっと解明される。

今も相変わらずそれは繰り返されているが、誰も気づかなければそのままだ。

地球全域ですべての生き物が病んでいる。

科学はとてつもなく優れた反面、情けないほど足元が脆い分野もある。

人間は間違うのが当たり前。

視点が乏しければ立派な学者もずっこけ、それが常識になるのだ。

間違った常識の犠牲になりかかったハコフグのような野人が声を大にして叫んでもなかなか届かないが、届けるつもりでこのブログを書いている。

トラフグ目指してがんばるか・・・


また食っちゃった毒フグ・・

http://ameblo.jp/muu8/entry-10945678959.html


食っちゃったものは仕方がない・・