言葉と仕組み5 森羅万象の理 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

「言葉と仕組み」のはき違えが健康、環境の悪化と言う史上最大の危機を招いている。

だからこそ野人は実例を挙げながら長々とこの記事を書いた。

何故このような社会になってしまったのか、それは科学技術、メディアの波及、経済の成長に端を発している。

良い学校、会社に入る為に詰め込み覚える教育、氾濫する広告宣伝と情報。

特に日本はその傾向が強くヨーロッパ諸国とはやや異なる。

世界に比べて日本の児童の学力が急激に低下したのは考える力がなくなったからだ。

便利になり、答えが簡単に手に入るほど自ら考えることが減り、判断力も衰える。

言葉の発達と共に本能が低下、乗り物の普及と共に足腰が衰えるのと似たようなものだ。

人は自然界から学び、文明を築き上げたが、結果から見れば多くの便利さを手にし、一番大切な命を削っているとも言える。

これが人間の文明なのか、野人には文が明るくなるどころか暗くなりつつあるように見える。

社会問題が大きくなるほど暗くなり、暗くなるのは明らかに間違っているからだ。

このままでは先が見えている。


人類がいなくなれば地球は復元すると言う人もいるだろうがそんなわけにもいかない。

原因をはっきり特定して修正すれば済むことだ。

特定、修正すれば困る人も大勢いるが、しなければ何も変ることはない。

人は引き継がれてきた常識習慣で足元の本質を見ようとしなくなっている。

足元を見据えて一からやり直さなければ、これ以上その場しのぎの補修は地球には効かなくなっている。


野菜を始めとする農産物は人間の方程式の結果であり、道理であるはずの方程式は森羅万象の道理からはあまりにもかけ離れている。

植物が生命を養い、野菜が健康のカギを握っていることは間違いない。


植物である野菜を人が近代技術を駆使して作ろうとしたことから環境破壊が広がり、その産物しか食べずに本来の植物を摂らなかったことが健康悪化の最大の原因だ。


つまり、今の農業が地球も人類も他の動物も蝕んでいると言うことになる。

そうなった原因は植物の仕組み、大地の仕組みを知らなかったからであり、広くは循環の仕組み、生命の仕組みにまで及ぶ。

科学技術は進歩しても小さな植物性プランクトンがやれる光合成すら及ばず、食べ物である有機物を作ることは出来ない。

作れないものを作ろうとしたことに無理がある。

海の藻類が太古の海から数億年を要して大気を作り、有害紫外線を遮断し、大地の仕組みを形成、地上を植物で満たし、地上に水を固定し、動物が生きて行けるようにしたことを忘れている。

その過程はテーマ「大地の仕組み」に順を追ってわかりやすく書いている。


人間独自の機械技術は進歩しても生命に関してはいまだコンブにさえ敵わない。

その人間が植物を作るなどおこがましいことではないだろうか。

だから作った野菜が食としての本来の植物かどうかさえ判断出来ないのだ。


大地の破壊を繰り返して人間文明の存続はあり得ない。

人間は自ら蒔いた種は自ら刈り取らねばならないだろう。


続く・・



規格外野菜と規格外文明1

http://ameblo.jp/muu8/entry-10517236660.html

規格外野菜と規格外文明2

http://ameblo.jp/muu8/entry-10517379990.html


野菜に品質を求めた農業1

http://ameblo.jp/muu8/entry-10600639799.html

野菜に品質を求めた農業2

http://ameblo.jp/muu8/entry-10601171914.html