土人宅の裏庭 バナナの下の生ニラを食う原人
土人の畑はウミンチュのおじいの家のすぐ横にある。
石垣最終日にもう一度訪ねるとおじいは外で獅子舞の頭を彫っていた。
野人原人土人、土人妻と共に土人農園へ。
そこはマキの大木が防風林として相当数並んでいた。
実が付くかおじいに聞くと、この並木はすべて鈴なりで、子供の頃からマキの実はご馳走、食べまくったと言う。
マキの実を知らない土人は残念だったが、来春は豊作のマキの実を収穫して読者用に送ってもらうことにした。
先客として「キジ」の群れがイモ掘って食っていたが、いずれは協生産物になっていただこう。
現場を見ながら綿密な計画を練ったが、詳しい内容はそのうち紹介する。
誰も思いつかない視点、本質を見据えたやり方に、ツワモノおじいもため息が出たようだ。
地主であるおじいの理解を得て土人の協生実験は始動した。
野人は海洋学と自然科学と植物学、原人は東大農学と農獣医と理工物理学、土人はミュージシャンで自給自足学。
顔はどれも漫画チックで脳ミソも変だが、原人はアメフトに合気道、土人もアメフト、野人は空手に水泳とどれも体だけは驚異的な頑丈さを持っている。
お笑い3人組・・ともとれなくもない野人原人土人の協生野武士連合は、沖縄が抱える環境問題、衰退する農業問題を必ず乗り越えて見せる。
この実験は沖縄の珊瑚礁のみならず、バングラデ~ニッシュを始め、熱帯亜熱帯の将来に重要な意義を持っているのだ。
協生駐車場は・・雑味も羞恥心も消える
原人は一応 野人に聞いた
「公然わいせつ罪に・・なりますかねえ?」
野人は答えた
「ならん・・心頭滅却すれば~」
野人・・・すかさず・・「パシャリ!!」
「原人 よくやった・・えらい」