むーじおおにぎり | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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塩作り体験を始めて感じた事は、塩が好きになった子供が増えたことだ。

それはムー農園の協生野菜にも共通している。

キウリやニンジンやアスパラが食べられなかった子供が初めて食べた。

それは本能がそうさせるからだろう。

野菜はともかく、塩が好きな子供など聞いたことがない。

好きと言うよりやはり本能が求めているように感じている。

「むーじお」と名付けたのも塩作りに来た読者の子供達で、帰宅すると塩を舐めたり、おにぎりにして頬張っていると言う。

この日の子供達も「美味しい!」と言いながら出来た塩を舐めていた。

塩は通常は美味しいとはほど遠く、「塩辛い」なのだ。

調味料として大人が使うもので子供とは無縁。

野人がご飯を持ってきておにぎりを作って食べると、子供達は昼食後にもかかわらず夢中でおにぎりを作り始めた、塩をたっぷり手につけて。

そして皿に山盛りのご飯はあっという間に消え去った。

ごはんよ・・・さらば。