イエローラズベリー | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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農園にイエローラズベリーが増えて来た。

実を付けた枝は枯れ、翌年土中から新たな枝が生えて来る。

ローズマリーのブッシュの中やフキの間や塀の外など多様だ。

それほど大量に実を付けないが、味はラズベリーの中では抜群に良い。

カジイチゴやモミジイチゴに比べて芳香も甘味も酸味も優れている。

液果ゆえその場で食べるしかないが、農園を訪れ見つけた人は喜ぶから役立っている。

今はブルーべリーが熟し始めたが、ムー農園のベリー類は豊富だ。

初夏まではブラックベリー、6月はマルベリーにジュンベリーにウグイスカグラ、5月はユスラウメが畑のうねで赤く熟す。

サクランボは10本以上あるがそろそろ来年辺りからだろう。

アケビやムベやマタタビやザクロはまだまだ先だ。

ナツメにフェイジョアに桃にスモモに柿にイチジク、レモンにキンカン・・・

通常の果樹園の何倍もの木をうねに配置した「畑」など他にはないだろう。

木にも草にも虫にも鳥にもそれぞれ役割があり、そのおかげで労力もかからず命溢れる食べ物をいただける。

歩く度に発見がある協生農園は楽しいものだ。