セファリ合宿 最終講義 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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一人だけ 下から穴覗いてるのが・・
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謎のムーフィッシュ
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ざりがに
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原人に捕まった
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猪デザートの昼食は夕方近くになり、合宿もいよいよ終わりだ。

マリンビレッジにいくらでもあるカジイチゴの苗を掘り採り、二見へ向かった。

この日の午後は二見に作りかけた畑の手伝いをさせる予定だったのだが時間がない。

道の駅「蘇民の森」の横にある松下社に参拝した。

松下社はスサノオを祭っており、起源は相当古い。

境内には樹齢千数百年とも言われる県天然記念物の楠がある。

畑はこの松下社のすぐ横で、道の駅の真裏にあり便利だ。

畑の一角に10㎡程度の小さなログハウスを設置中で、ここも講習の拠点になる。

海まで歩いて5分で、以前にもこの場所で樹木講習、海岸講習をやったが、さらに畑が加わることになる。

近くには花菖蒲園もあり、荒廃した田も無数にあるが、小川は生態系が戻り小魚や蛍も多い。

道路を渡れば、そこは川と言うより海からの水路で、マリンビレッジから船も回航出来る。

小川に行くと、また原人と庭人が魚とりに熱中、全員がそれに続く。

庭人は淡水魚に詳しいのだが、彼も知らない小魚が網に入り、皆でそれを勝手に「ムーフィッシュ」と名付けて盛りあがっていた。

最後の講義はのどかな小道を歩きながら樹木講習、特に危険なウルシ科の植物を中心に、山帰来や植物の活用法などを話した。

荒廃した田の、ブルドーザーが通ったような、猪が掘り返した跡も初めて見たようで驚愕の声があがった。

けもの道の判別や、野人流の猪待ち伏せ法に目を輝かせたのは原人だ。

まあ、記事にいらんこと書かなければ良いのだが・・

辺りが薄暗くなり始める頃、すべて講習は終了、水に囲まれたこの原野のような場所で解散した。

野人、原人、セファリメンバーの閉会式にはふさわしい。

野人の長い挨拶もなく、「じゃ・・またな」の一言で終わった。

原人は何か言いたそうだったが、あれだけ遊び食いまくったのだから何も言わんで良い。

皆さん、二日間お疲れ様、また次回の合宿まで。



       

      ムー