先日の日曜日の農園体験ランチの後、地元伊勢の研究会に招かれていた。
講演と言うよりも座卓を囲んで色んな話をする予定だった。
いつものように前日に確認の電話をいただいたので忘れてはいなかった。
しかし・・また、30分も遅刻してしまった。
皆さん、ごめんなさい・・・
鳥羽の市場に頼んでいたことをすっかり忘れていた。
「活きたモンゴウイカを大量に確保した」と連絡が入り受け取りに行ったのだ。
生ものは放ってはおけない。
待っている人も生ものには違いないが、イカのほうが鮮度が落ちるのがはるかに早い。
帰ってさばいていたら予定の時間、全速で車を飛ばしたが、やはり・・・
イカにかまい過ぎたのがイカんかった。
何年も前だが、自治体の講演を頼まれていたのだがまったく脳ミソから消えていたことがあった。
徹夜して朝の十時頃まで寝ていたのだが、
「皆さんお待ちですけど・・」と電話があった。
「あんた誰?」
「○○町の○○です、今日は十時から講演ですが・・」
「あ・・そう・・何の~?」
「○○についてです!」
「頑張ってね・・まだ眠いから不参加・・」
確かこんな会話だったと思うが、事情がわかり野人はひたすらお詫びした。
ところが逆にお詫びされてしまった。
「僕が悪かったんです、すみません」
「・・・ ・・?」
「あれほど隣町の○○さんに念を押されていたのに、野人さんはまったく頭にないから絶対に間に合う時間に電話しろと・・そんなバカなことあり得るはずがないと、信用しなかった僕が悪かったんです」
これではどちらか罪人かわからない。
深くお詫びして、話は午後に変更、現地に着いてからさらに深く皆さんにお詫びした。
人生は・・わび、さび・・の連続だ。
しかし、何十年も生きた割には、時間をぴったり合わせたり、予定を覚えたりするのは野人にとって「至難の業」なのだ。
ヤマハ時代の23年間も何の進歩もなく、いたずらに時を過ごしてしまった。
当時の社長、川上源一をすっぽかした2度目の時は「耳栓」持参で怒りの声を神妙に聞いたのだが、その耳栓がバレてさらに怒りを買った。
今回も、思い出せない主旨を聞いてから、3時間くらい話をさせていただいた。
世の為になることを発信したいと言う会の主旨もあり、先日発行した本、「野人エッセイす」を100冊注文、農法普及の応援と共に、来週も農園での講習を依頼された。
大幅遅刻にもかかわらず本当にありがとうございました、心からお礼申し上げます。
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スピーチの哲学 県庁講演遅刻
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はるなあい・・に かまってまた遅刻
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