原人物語2 武士道と学者道 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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半年前、フランスで原人は野人のブログをたまたま見つけた。そして朝まで夢中で読み続けたと言う。興味を引くものがウジャウジャあったようだ。

特に東シナ海流がお気に入りで、農業や他の記事でも物理的道理に納得、目からウロコだったらしい。理論は非常に簡単なのだが誰もそこに目を向けない。

12月に野人に連絡が入り、冬休みの帰国に合わせて伊勢へやって来た。

二日でも三日でも時間が許す限り全ての理論を聞きたいと言うのだが、それほど時間もない。


農園では野菜を片端から生で食いまくり、その旨さだけでなく、何となくぼやけていた「生命エネルギー」の存在を実感、確信したと言う。体に電気が走ったらしい(笑)。

原人の舌は相当なもので、世界の料理を食いまくっただけでなくワインにも精通している。

マリンビレッジのランチではスズキの生ハムを絶賛。

野菜サラダにドレッシングは使わない主義らしいが、ムー自家製ドレッシングは気に入ったようでたっぷりかけて食っていた。海水塩だけで炊いた「ムカゴ釜飯」もお気に入りだ。


野人と原人の考え方には共通点が多く、質問も鋭い。

アメリカンフットボールで鍛え、合気道を6年間続けた原人が「鳥肌が立った」と言う野人の記事は、「野人愛用の道具武具」で紹介した「野人武具サイファ」だった。

サイファは若き日の野人が命がけで戦う為に考案した武具で史上最強、使いこなせばこれに太刀打ち出来る武器は飛び道具以外に無い。

原人は物理的に見てそれがわかったから鳥肌が立った。

原人は野人理論を的確に見抜く力があるようだ。


人としての原点を大切にし、学問の原点とも言える本質究明の道を行くから原人なのだ。

原人は武士道とも言える「学者道」を身につけている。