種の陰謀 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

人間の男は世界を股にかけてタネを撒き散らす。

タネは風や鳥が運び、動物は足で運ぶが人間は飛行機でもタネを運ぶ。

木も草もキノコも、虫も鳥も動物も魚も貝も海藻も、みんなみんな生きているんだ友達なんだ・・・ではなく、タネを撒き散らす。


地球上は見渡す限り・・タネだらけ。

右を向いても左を見てもタネとタネの絡み合い・・

生き残りを賭けてタネ同志の仁義なき戦いは終わることがない。

タネがあるから生き物は誕生し生きて行ける。


野人だってタネから生まれたタネ太郎だ。

タネをひたすら追い続けたせいで、脳味噌には話のタネが詰まっている。

もちろん本物のタネも豊富なのだが、ここで話すのははばかられる。

種はタネが貧相であれば生きては行けない。


タネほど生命力が凝縮されているものはなく、タネと土壌の仕組みは切っても切れない関係なのだ。

人間以外の動物はタネを無駄使いすることはなく、土壌によって、植物と動物によって地上のすべてのタネが活かされていることは間違いない。

タネの陰謀と言うと、タネと陰嚢を想像する人もいるだろうが、野人は真面目に書いているのだからヨコシマな妄想と期待は控えてもらいたい。

わかったかな・・そこの笑いをこらえている読者。

その系統の話は「昼下がりのジョーク」で楽しんでもらえばよい。


ブログテーマ「種の陰謀」では種にまつわる知られざる秘話を書いて行く。

タネの気持ちになって読めば、目が柿のタネになり、タネ息をつくことだろう。

タネには人知をはるかに超えた植物の作戦が込められている。

そこから多くを学んで暮らしに役立てていただければ本望だ。



        タネ太郎 ムー