背びれの毒針 クリックズ~ム!
これがゴジラ・オコゼの強烈な毒針だ。
本名を「オニオコゼ」、「鬼虎魚」と書き、他にダルマオコゼ、オニダルマオコゼなどが食用にされている。
オコゼと言えばこのオニオコゼのことで、30㎝にしかならないが非常に高価な魚だ。
危険でさばき辛い魚だから店頭では扱われず、フグ同様、料理人の食材で、その刺身には独特の旨味があり、汁にすればもうたまらない。まあ野人の大好物だ。フグよりもこちらのほうがいい。アンコウとフグの良いとこ取りをしたような魚と思えば良い。
「おこ」の意味は、顔が愚かで奇怪、つまり、鬼のように醜い顔した魚と言うことになる。
顔はオコゼのせいではないから可哀そうな気もする。顔で味を判断してはいけない。
読者も顔だけで野人の味を判断しないように・・・
「山の神にオコゼ」は御伽草子にも出て来るが、山の神は女性。醜かったからやまのかみとなったと言うのだが、その山の神の大好物がこのオコゼだったらしい。
しかし、山の神に配慮した人間の供え物のような気がしないでもない。
鈴鹿では今もオコゼがとれると生きたまま山の神に供えるようだ。
エイ以外の海の毒針のほとんどを体感した野人はクラゲなどは気にしないが、このオコゼの毒だけは御免こうむりたい。背びれには猛毒があり、刺されたら手がグローブのように腫れあがり、激痛でしばらくは使い物にならない。
小型の「ハオコゼ」にも刺されたが、痛いことこの上なく、「蜂」の比ではない。
釣れたハオコゼをそのまま振り回し、いなくなったので空を見上げたら・・鼻の上に落ちて来たのだ。あとは想像にまかせる。オズの魔法使いになってしまった。
刺されたらすぐに毒を吸いだせば良い。そのやり方は森羅万象の護身術、昨年5月の記事「ムカデの毒消しマニュアル」に書いてあるから参考に。オコゼもムカデも同じだ。
鼻の上にまでは野人の口も届かなかった。
とにかく野人は鼻の、いや、恥の二の舞は踏まない。オコゼの背びれを慎重にハサミで切って調理したが、切った刺を処理する時も慎重だ。危険物には違いない。
旨いものを食うのにリスクはつきもの、フグだってマムシだってサソリだって猪だって同じなのだ。
ムカデの毒消しマニュアル
http://ameblo.jp/muu8/entry-10099073462.html
