コリアンダーとカモミール | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

コリアンダー(パクチー)

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カモミール
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農園のコリアンダーとカモミールが満開だ。コリアンダーはまだお行儀良く定位置で咲いているのだが、始末が悪いのはカモちゃんだ。昨年もそうだったが見境なく通路まで埋め尽くしている。こちらも容赦なく踏み潰して通りたいのだが、踏んづけるとあの独特の甘酸っぱい匂いを出して訴えるので、つい踏まないように避けて通るのだが面倒なことこの上ない。野人は根気がないからあのちっこい花をチマチマ摘むのは向いていない。「どっりゃあああ~!」とまとめてしごきとりたくなってしまうのだ。ただカモミールティーは大好物。紅茶に入れて飲むと美味しい~。植物の先生が連日コツコツと摘んで乾燥させて持ってきてくれるから嬉しい。英名コリアンダーで、中国は香草、タイではパクチーだが、これはタイ料理には欠かせない。タイカレーにトムヤンクン、中華風刺身にもたっぷり入れる。初めてタイで食べた時は、「こりゃドクダミだ・・おえええ~~」と吐き出したが、二度目は「なかなかイケる・・・」、三度目から「病みつき」になってしまった。ミントだけでなく、カモミールもコリアンダーも雑草のような逞しさで勝手に増える。まあ雑草の代わりに畑中にはびこるのも悪くはないだろう。昨日も、草だと思って刈ったら・・ニラだった。ニラやパセリは場所が決まっていないからあらゆるところから生えてくる。安住の地を決めてやってもっと大切にしてやるか・・・しかし、あんな太いニラ・・見たことない。刈る時、ニラに・・ニラまれた。