花粉症対策として「無花粉杉」なるものが登場したと言う。それが大きくなるまでどのくらいかかるのだろうか。今の杉を撤去するのにどのくらいの労力と年月がかかるかわからないが、どうも人間の考える事は足し算しかないようだ。本来は花粉症など存在しない。山の動物が鼻水垂らしてくしゃみするのも見たことが無い。何故人間だけ、しかもここ数十年で急に花粉症が増えたのか、その究明が先決ではないのか。余計な事したか、余計なもの食ったかしかないではないか。調べるのに研究室も要らない。狙いを定めて片っ端からそれらしきものを削除して比較実験すれば答えは出るはずだ。
糖尿病と花粉症は急増、人口の3割にあたる3600万人が片足突っ込んでいる。ガンも脳も心臓の病気もそうだが、国家の一大事ではないか。これではまるで戦力にならない。「ええい、野人に実験やらせろ!簡単に原因究明してみせる」と言いたくもなる。必ず答えは出せるし、そう難しくも無い。何で対策ばかりに情熱を燃やすのだろうか。
花粉症対策として、茶と薬、アロマ、マスクに目がね?・・果ては10枚7500円マスクが登場、1万五千小型空気清浄機を口の周りに付けるという。朝の著名なテレビキャスターは40年以上薬が手放せないらしい。そして今回は悪者にされた杉は半分去勢されてしまう。何て可愛そうなんだ。さすが商魂王国日本だ。野人は山の杉の花粉の臭いは嫌いでもない。
新しい農業理論、石鹸シャンプー、歯磨き粉理論を出したばかりで、実験はまだ花粉症にまで及んでいない。だから断定は出来ないが、野人は、花粉症は肌と粘膜の防衛システムが正常に機能していないからだと考えている。皮膚と粘膜は一体の最大臓器であり、口、鼻、目、アソコはそれぞれ機能は微妙に違っても一体なのだ。食生活や生活習慣、体質などによる内部の要因もあるだろう、だから個人差が出てくる。しかし、食べものはともかく、外気からの侵入を防ぐ動物の機能は外皮と粘膜の防衛システムであり、皮膚は細胞角質と油膜と微生物、粘膜は酵素と微生物だ。その機能で「余計なもの」の侵入を拒んでいる。体内に入れば白血球など別の防衛システムが働き、アレルギーなども起きるだろう。界面活性剤や薬剤などを用いて何とか皮膚細胞から天然成分を浸透させようと愚かな事を考えるのは人間くらいで、「皮膚はすべてを拒否している」。本質から言えば皮膚から入り、悪いものはあっても良いものなどなく、快適さを感じても皮膚に塗るものはすべて余計なものだと言う本質を知るべきだろう。石鹸シャンプーも使用時だけの快適さから波及したものなのだ。化粧品だって肌に良いと思って使う人はいないはずだ。その一体型の「外壁防衛システム」から考えるなら、微生物を排除して皮膚機能を損なう石鹸シャンプーもそうだが、やはり「口内粘膜」の異常が一番の要因ではないだろうか。歯磨き粉で口内の本来の酵素分泌機能は減少、それは歯痛や虫歯の進行でもはっきりしている。微生物も少ないから歯垢も口臭も発生する。それも明らかだ。守りが手薄になって一番「危ない」のは口中だ。野人の武術兵法から出た答えもそこになるから戦国時代なら当然守りを固める。マスクなどのバリケードで防ぐ前に、足元、いや「口内を固めよ」だ。
余計な歯磨き粉をやめて機能が戻れば、粘膜もそれほど過敏にならず花粉症にはならないはずだが、まだ実験したわけではないからわからない。あくまで今はそう考えていると言う事だ。歯磨き粉を使わない人に花粉症がいるかどうか調べてみたいものだ。今年からやめた人に結果が出るのはもっと時間がかかるだろうが、少なくとも症状が軽くなるのは間違いないと思う。読者の報告を待っている。