畳風呂 イー湯だな~ | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは


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咲いた~ 咲いた~ イグサの花があ~

並んだ~ 並んだ~ 緑のすだれ~

どの花見ても~ 同じだな~~~~


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畳の原料「イ」を刈ってきて浴槽に浮かべた。イグサとも言うが湿地帯にたくさん自生している。ハサミで細かく刻んでネットに詰めて浴槽に入れて「イグサ風呂」だ。それだけでは風情に欠けるので丸ごと束にしたものも浮かべた。北欧のサウナのようにこれで体をシバくのだ。香りはほとんど感じないが、ネットを鼻につけて直接嗅ぐと「青臭くて甘酸っぱい」香りがする。畳とはまた異なる生命の香りだ。森林浴のリラックス効果があると言うのだが、脳ミソが年中リラックスしている野人にはよくわからない。ことのついでに湯船でかじって生で食おうとしたのだが、硬くて歯が立たない。食うのは春の新芽にする。

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イ~い湯だな~ イ~い湯だな~

あ ホイ ホイ~

お湯の中から イグサが生えて~