冬こそ頭皮~? 猿から学べ! | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

「冬こそ頭皮!」こんなコマーシャルが流れていた。

猿から学べ」は野人の言葉だ。


しかし・・うまいこと言うものだ、何の商品か忘れたが夏は売れなくていいのだろうか。

「毛穴まですっきり~!」と叫んでいたが、冬こそ毛根に脂が溜まっているということのようだ。

冬は風呂にも入れず、今のように便利なものがなかった昔の人はさぞかし頭が脂で重くて困っただろう、どうしていたのだろうか。

石器時代から頭をボリボリ掻いて何万年も悩み続けて来たとも思えない。

生命の進化、仕組みからすれば可笑しすぎる。


人が頭が痒くて掻いているのは見かけるが、猿やチンパンジーが頭を掻いてフケを落としているのを見たことがない。

野人は山で猿を「じ~~っ」と観察していてそう思った。

「ケツ」は掻くが頭は掻かないのだ。

毛は人間よりふさふさして暑苦しいのに・・汗


何故ケツを掻くかはさておき、フケが溜まり痒くなるのは人間だけのようだ。

石鹸やシャンプーは小さい頃から義務付け、いや、習慣づけられ、それが当たり前として育った。

三日も風呂に入らないとまず頭が痒くてフケだらけになってしまう。

だから余計シャンプーで毎日洗う習慣がついた。

まあ、引き算が出来ないプラス思考だ。

「シャンプーするからそのような頭になった」

のだとは夢にも考えなかった。


20年くらい前から石鹸を使わなくなり、何の問題もなく快適だが、シャンプーだけは使っていた。

髪がコテコテになり痒くなるからだ。

しかし猿が教えてくれたのでこの二ヶ月間シャンプーは使わずお湯を流すだけにした。

以前は痒くて三日で我慢出来ずつい使っていたが慣れてしまった。

2週間くらいまでは脂でコテコテして違和感はあったが、今では何ともなく、頭を掻いてもフケはまったく出ないのだ。

コテコテしていた毛髪も以前のようにサラサラとまでは行かないが、しっくりと落ち着いている。


これが本来の正常な頭皮で頭髪なのだ。

小さい頃から「正常」な状態を誰も教わっていなかっただけのこと。

もう今のシャンプーを使うつもりはない。

やりたければ別の方法を考える。

人の頭は中身も表面も猿よりは優れているはずだ。

その神秘的な仕組みにもっと敬意をはらうべきだろう。

石鹸はとっくに気づいて止めていたのに頭は気づくのが遅すぎた。

同じ皮膚なのだ。


しかし・・猿に教えてもらうとは・・情けない。


猿を殴るの、やめるか~ パンチ!


何故正常になるのか、その仕組みは次回、


頭が剥げた猿はいない」ひらめき電球・・で。