野人の食卓 「木の実」乱舞 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは


野人が野山でかき集めてきた木の実の数々。アケビ、ムベ、サルナシ、シバグリ、エビヅル、フユイチゴなどだ。それぞれの時期は微妙に違うので種類を集めるのはなかなか難しい。他にはシイ、マテバシイ、サンカクヅル、ヤマブドウ、マキ、エノキ、イヌビワ、ムク、ガマズミ、マタタビ、マメガキ、ムクロジ、ケンポナシ、ヤマボウシ、オニグルミ、ツノハシバミ、シャシャンボなどがある。以前は片っ端から全て食っていたのだが最近は食い損なうものが増えた。キノコとりもままならない。野生のエノキタケやナメコ、アミタケ、ハッタケ、マッタケ、コウタケ、キクラゲなどで作るキノコ鍋もしばらく食っていない。マッタケは別にして一番好きなキノコはエノキタケだ。売られている白く細いものと違い野生のものは一本が箸の太さでカサは500円玉くらいある。これを焼いて食べると非常に旨いのだ。春の味覚が山菜なら、初夏の味覚はベリー類、秋は木の実とキノコだろう。冬は・・・当然イノシシに決まっている(笑)。海は途切れることなく旨いものが出てくるのが素晴らしい、さすが生命の海だ。これから旨くなるのはホウボウ、カワハギ、アンコウ、サワラなどだ。カワハギの肝鍋を楽しみにしている人も多いことだろう。