森末慎二と野人の天ぷら作り | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

今日は日本テレビのロケだった。タレントは森末慎二さんで、午前中は一緒にキス釣り、午後は海水から天ぷら用の塩を作り、キスを一緒にさばいてクッキング。出来上がりに塩をかけて手掴み、立ち食い談義・・・。その辺で野人が採ってきたクズのつるもついでに天ぷらにした。彼は釣りも、魚さばきも天ぷらも初体験だったが、とてもそうは思えなかった。釣りも、「合わせ」のタイミングが惚れ惚れするくらい素晴らしい。この日は、キスの食い気が今ひとつで通常の半分以下の釣果だった。他に二組の初心者のお客様がいたが苦戦。その中で一人気勢をはいて大型キスを釣り上げていた。のみ込みと運動神経が優れているのだろう。森末さんはロサンゼルスオリンピックの鉄棒で10点満点を出して金メダルをとった。今はタレントとして活動しているが、本当に気さくな人で、一緒の客も、うちのスタッフも本当に楽しそうだった。撮影が終わったのにこうして・・ロケスタッフの分まで天ぷらを揚げ続けたのだ。食事も大満足で死ぬほど食ったらしい。帰りに、一緒に作った塩を持ち帰りたいという。甘味と苦味と味に深みのある「にがりごとの塩」が気に入ったらしい。「奥さんへの土産?」と聞くと、「いや・・オレが食うの~」と笑っていた。取材とはいえ楽しい一日だったなあ。クラシアンのコマーシャルも納得出来た。


放送日 10月5日 日曜日 朝7時半~8時

番組名 「遠くへ行きたい」

制作  よみうりテレビ