100人分のアジの刺身を作る | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

今日は遅く帰ってきた。日中はチャーターフィッシングの船長、夕方からは料理長だった。地元ロータリークラブ家族会100人の団体が夜のバーベキュー。金魚すくいや花火などの色んな企画があった。貸切りだが、100人でもまだ席に余裕があるくらいだ。駐車場も十分で前の遊び場のグラウンドも広い。ピアノの生演奏まであった。大人はビアガーデン、子供は遊びに事欠かなかった。釣りは40cmくらいの大アジが良く釣れた。キスは山ほど釣れたが、水深10mのキスの仕掛けにアジがバンバン食ってくるから面白い。サバも混じった。おかげで・・100人分のアジの刺身を作るハメになってしまったのだ。1匹で5人前はあるから20匹で済む。たいしたことはなくあっと言う間だった。頭を落として三枚下し、腹骨をそぎ、皮をむき、スライスして氷水に放り込む。1匹1分以内、そのあまりの素早さに見物人は感心。釣りたては身が締まり過ぎているから「薄くそぎ造り」にしてザルに盛った氷の上に並べるのだ。特に真夏はこうすると本当に美味しい。サバは炭火で焼き、キスは天ぷらだ。こんな都合の良い場所はないから、来年また来てくれるだろう。しかし・・・今日は疲れたなあ・・・腹も減ってきた。今から「サワラのタタキ丼」でも作って食うか・・・