例えば職業:医師と聞けば、
学生時代は理数系が得意だったんだろうなと容易に想像がつく。
得意なことと職業がそのまま結びついたケースである。
現在、手作り石鹸の製造販売 をしているMUUはといえば
学生時代はガチガチの文系人間だった。
理数系はどうだったかといえば、
学期末に先生からお小言を受けるような有様で、
どうしても好きになれなくて、早く離れて楽になりたいと願っていた。
そんなMUUがどういったいきさつで
不得意なことを職業に結びつけたのかと思うことがある。
ただこの答えは未だ解明されていない。
ひょんなことから『石鹸を手作りできる』ことを知ったMUUはある本と出合う。
石鹸を作る人たちにはバイブルとも呼ばれている
石鹸の作り方が詳細に説明されている教科書部分。
そして半分より後ろのページは、
石鹸が出来るあらましを理論的に説明した参考書部分と言える。
石鹸を単に作って使っているだけのときは、教科書部分だけで事足りた。
それをお金をいただいて販売することとなり、参考書部分の知識も身につけようと自ら思った。
かつては大嫌いで逃げ回っていたことと10年以上の年月を経て向き合うこととなった。
好きが高じて覚えたことだから偏りのある知識だと思う。
偏りのある知識とはいえ、自ら覚えたことを人に教えるという、もう一つの仕事 にもつながった。
『嫌い』という気持ちでやっていることが得意なケースはまれであろう。
ただ『好き』という気持ちでやっていることは
程度の差こそあれ、いつか出来るようになる。
出来るようになって、また好きになる。
そう思うこの頃である。
