・後期医療制度廃止法案、提出先送り

 『野田佳彦首相は18日の参院消費増税関連特別委員会で、後期高齢者医療

制度を廃止する法案について「社会保障・税一体改革関連法案が成立すれば、

(廃止法案の今国会提出を定めた)閣議決定の効力は消える」と述べました。後期

医療廃止法案の提出時期の先送りを認めたものといえます。

 民主党は、年齢による区分や「後期高齢者」という名称を批判し、2009年衆院

選の政権公約に制度の廃止を明記。政府が2月に閣議決定した社会保障・税一

体改革大綱では、廃止法案を「今国会に提出する」としていました。

 しかし、財政負担が膨れあがることを警戒する都道府県の同意が得られず、法

案化作業は難航。一体改革関連法案を巡る民主、自民、公明3党の修正協議の

結果、今後の年金制度や高齢者医療制度は新設する「社会保障制度改革国民会

議」での議論に委ねることになりました。

 岡田克也副総理はこの日の答弁で「国民会議で議論されている限り(後期医療

廃止)法案を出すことにはならない」という考えを示しました。』

・就活、14年度入社も12月から 経団連がルール維持

 『経団連は2012年7月17日、2014年度入社予定の新卒の採用選考について、早

期の選考を自粛する現行ルールを維持すると発表しました。採用スケジュールは

13年度入社組と同じになり、4年制の大学生の場合、会社説明会などの広報活動

は3年の12月1日からとしています。面接など選考の本番は4年生の4月1日以

降に始まり、正式な内定は10月1日以降となります。


 早期の選考の自粛は、大学生が就職活動に長期間を費やし、学業に支障が出

るのを防ぐのが狙いです。経団連が11年3月に採用選考に関する「倫理憲章」を

改定し、13年度入社予定の採用からスタートを遅らせました。この改定からまだ時

間が経過していないため、14年度入社も同じルールにするのが妥当と判断しまし

た。


 経団連は現在も進行中の13年度入社の選考については「多くの企業が倫理憲

章を守り、早期化の歯止めに一定の効果がみられた」としています。』


・国保の医療費が会社員・公務員健保の2倍突出―厚生労働省

 『自営業者や退職者が加入し、市町村が運営する国民健康保険の1人あたりの

医療費が、会社員や公務員健保の2倍に膨らんでいることが 厚生労働省の調査

で分かった。国保の医療費は20~69歳で会社員や公務員を上回りました。精神疾

患で長期間入院する患者が会社を辞めて国保に入り、医療費が押し上げられた

とみられています。


 厚生労働省が2010年度の診療報酬明細書(レセプト)を分析した調査によりわ

かりました。健康保険別にみると、市町村国保の1人あたり医療費が 29万7260円

と突出していました。これに対して大企業の健保組合は13万4006円、中小企業の

協会けんぽは15万5388円、公務員の共済組合は 15万140円でした。75歳以上が

加入する後期高齢者医療制度は89万7084円でした。


 国民健康保険は働き盛りの年齢で、医療費が会社員や公務員よりも多い傾向

がみられるとのことです。「精神・行動障害」「神経疾患」にかかる医療費が特に高

くなっています。厚生労働省保険局は「うつ病を発症して会社を辞めると、国民健

康保険に入るしかないので、医療費が膨らみやすい」とみています。』