スバルは、2009年の世界ラリー選手権からの撤退を発表した。
この突然の発表は、全世界の自動車産業に影響を及ぼしている景気失速に応じたもので、
昨日発表されたスズキの撤退発表に続くものである。
プロドライブはスバル・ワールドラリーチームとして20年に渡りこのスポーツで走り続け、
チームは6度のWRCチャンピオンを獲得している。
この悲報はスバル、そしてチームにとってだけでなく、世界中の何百万というラリーファンにとっても
悲しむべきものだ。
数々の成功を成し遂げたWRCでの活動のおかげで、スバルは世界でも広く認められ、
影響力のある自動車ブランドのひとつに成長を遂げることができたのだ。
プロドライブのチェアマンであるデイビッド・リチャーズは今回の発表を受け、次のように語っている。
「世界ラリー選手権からスバルが離脱するということは、
このスポーツの大きな主役のひとつを失う大きな損失だ。
スバル・ワールドラリーチームはコリン・マクレーやリチャード・バーンズといった
真のチャンピオンを生み出してきた。
その不在は世界中に影響を及ぼすだろう」
この決定により、プロドライブの歴史の重要な章が閉じられることとなったが、
我々はすでに未来へ目を向けている。
多くの場合においてプロドライブとスバルは同義と思われており、
2社の関係は緊密で長年の関係を築いてきた。
しかし、スバル・ワールドラリーチームは我々のビジネスの重要な一部分を占めるものの、
今日ではそれはプロドライブの取引高の20%を占めるにすぎない。
プロドライブは他のモータースポーツ活動に加え、将来に向けてラリーチームの活動を担っていた
部分をその他の自動車関連、マリン事業、宇宙開発事業に向けて移行させる。
現在の景気失速にもかかわらず、プロドライブの自動車関連ビジネスは次世代燃料と代替燃料技術の
開発を自動車メーカーとともに進めることで、明るいままの状態を保っている。
スバルとともに、プロドライブは2009年以降のカスタマーラリーチームに対する関与を変わらず
続けることを約束する。
プロドライブは過去15年に渡って、500台のラリーカーを400以上のコンペティターと47カ国の
ラリーチームに販売してきた。
この間、プロドライブのカスタマーはプロダクションカー世界ラリー選手権、
そして5つの国際ラリーで勝利を収めてきた。
2010年を見据えて、新たなWRCの技術規則が発効されるが、それは24年の経験と成功とともに、
プロドライブが新たなチームとともにチャンピオンシップへ挑戦する機会を与えてくれるだろう。
本当に、悲しみが増すばかりです…。