三日月を追いかけて・裏切りの青葉編 4 | エメラルド

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祭りの日の写真が届いた。

集合写真で、どれが自分かも定かではないけれど。

あの日の確かな思い出。

5月18日、裏切りだけど楽しかった青葉な1日の結末。


前回までのあらすじ。

あまりの幸せに、魂が天に召されそうでした。



グラウンドでの休憩時間も終わり。

また隊列を組んで行列が始まる。

ああ、やっと動ける。

鎧を着たままのフリータイムは、実は結構疲れる。

(常にフリーダムな組の皆さんは、すごいと思うわ)


後方に愛しき御方の存在を感じつつ。

意識して仏頂面にしてないと、顔がニヤけそう。

幸い、今年の兜はすごくしっかりと紐を結んでくださったようで、全然ズレない。

麦わら帽子状態にならない。

かぶってて負担にならない。

目深にかぶって、前を見て気を引き締める。


途中、米沢の軍団と横並びになることがあった。

今年の愛武は三対ニで伊達軍の方が多いのだけど。

今回は、上杉の武者隊に囲まれて伊達主従は浮いた状態。

その時、若が我々を指して、「ここにいるのは皆わしの家臣団じゃ」というようなことを言ったのよね。

あ、ちょっと嬉しい。

違う地区からの出陣だけど、若が家臣と言ってくださるなら喜んで仕えますわ。

(ほら、この辺が裏切ってる)


遠い正面を、伊達家の御子孫が白馬に乗って横切る。

箱舟に乗った慶応遣欧使節団もいる。

いよいよ、大通りを歩くのだ。

沿道には一層多くのお客様。

道路をめいっぱい使って、横4列に並んで進む。

やっぱりどういうスタンスで歩こうか迷うけれど。

私は、仏頂面を貫くことに決めた。

(そういう極端なことでいいのかどうか迷うところだが)


二歩進んでは止まる。

大通りの行進はそんな感じ。

こんな歩き方は結構疲れる。

そして、お腹減った。

考えてみたら、早朝ふりかけご飯をちょっと食べたきりだもの。

それを意識すると、ますます空腹感。

ぐわぁあああ腹減って死にそう。

いよいよ仏頂面になる。


途中、後ろから勝鬨が聞こえてくる。

ああ、あの御方張り切ってるんだなぁ。

アナウンスが組の紹介をしている。

沿道のお客さんに愛想はふりまかないけれど。

心の中では妙なところで萌え萌えしている。


市役所が見えてきて、もう終わりかなぁと思ってたら、また別のルートに入っていった。

日ごろは何とも覚えぬ鎧が、今日は重うなつたるぞや・・・

(死亡フラグかっ?!)

いや、なんか鎧が重く感じてきたわ。

距離も、いつもより長いんでない。

運動不足だよ。

次の祭りまで体力つけなきゃ。


やっとほんとにゴール。

市役所へ向かうところに、組長と虎太郎殿がいらっしゃった。

思わず、拳で手を振ってしまったけれど。

ああ、武者がそんなことしてよかったのだろうかと、またまた悩む。

私は極端だから、ニコニコ愛想振りまくか、全く無視してポーカーフェイスを貫くか、どっちかでないと落ちつかない。


隊ごとに玄関前で記念撮影。

今日送られてきた写真がそれだ。

自分たちの撮影が終わったら、みんな急いで控え室に戻ってお着替え。

暑いから、早く鎧脱ぎたいよね。

しかし、せっかくだからほかの隊の写真も撮りたいではないか。


というわけで、片倉甲冑隊と組の皆さんとゲスト姫。




上杉武者隊と愛武の(伊達軍の)皆さん。




謙信公がイケメンさんだったらしい。

(伊達武とか自前甲冑の方々の記念撮影はあったのだろうか?)


これだけ撮って、急いで市役所の中へ。

ああ、またまた最後になってしまったわー。

控え室に入ったら、男性陣が大っぴらに脱いでる最中だった。

(鎧だけじゃなく、着物も・・・)

すみませんねー、タイミング悪くて。


ともかく、鎧を脱ぐ。

兜の紐をもたもたほどいてたら、あわてて着付けの人が2人がかりで飛んできた。

一生ほどくまいと決意した手首の紐も、ここでほどかねばならぬのね。

他人にほどかれるよりは自分でほどこうと、左手で結び目を解こうとしたが。

ほどけない・・・

いや、私がほどきたくないのか?紐持ってうっとりしちゃってるのか・・・

                         (↑アブナイ人だって・・・)

私が右手にかかずらっているうちに、「ゆっくりやってていいですよー」と、右籠手以外の装備はくるくるっと全て脱がせてもらってしまいました。


愛しの右籠手にも別れを告げ、今度は女子更衣室へ。

既に皆さん着替え中。

またまた部活後の女子学生状態。

ゲストの姫様もいらっしゃって、みんなでワイワイ。

またどこかでお会いできるといいですねー。


着替えを済ませて控え室に戻ったら、記念品の手拭いとお弁当が配られた。




早く食べようよー。


いつもは、お弁当も我慢してステージ前に行くんだけど。

今年は、時間帯が違う。

そして、演武は見ないで帰るから・・・




とにかく、倒れる前に腹ごしらえだ!


お弁当を片付けて、お疲れさまでしたーと別れを告げる。

市役所を出て、ちょっとだけステージの方へ。

もちろん、組の皆さんなんかいない。


今日は、最初から演武はあきらめてたの。

半端に見て途中退場しても、心残りなだけだから。

一切見ないと決めていた。

組の応援ができない裏切り。

せっかくの雄姿を記録できない裏切り。

自分の心に対する裏切りみたいな・・・


白石のブースでちょっとだけお買い物。

こけし祭りの時買い損ねた、森昭さんの田楽味噌と赤い甘酒を購入。

田楽味噌、最近は冷奴にかけて食べてる。

夏でもおいしいよ。


その後、友達を駅まで送っていった。

朝、お迎えできなかったからね。

歩かせてしまって、申しわけなかったもんね。

来年は、きっちり時間決めて迎えに行くわ。


帰り道、高速は疲れるので下の道を帰った。

そしたら、いきなり渋滞。

おいおいおいっ上田の帰りの二の舞か。

後に、事故による渋滞とわかった。

友達を駅まで送らなかったら、巻き込まれていたかもしれない。

瑞鳳殿には寄れなかったけれど、守ってもらえたのかな。


事故現場を通り過ぎたら、あとはスイスイだった。

それでも、時間はかなりロス。

こんなことなら、最初のとこだけでもちょっと見て、高速で帰ればよかったなぁ・・・

そんな気持ちもあるけれど。

決めたのは自分だから、仕方ない。


あの御方のお役に立てない裏切り。

私情でキャンセルを考えちゃった裏切り。

ファンなのに応援せずに帰る裏切り。

そんな、裏切りの青葉な1日でありました。


規制のある中でのお出かけ。

何をどうしたって、心残りは生まれる。

行けただけでも、出陣できただけでもラッキー。

会えただけでもかなり幸せ。

やっぱり、楽しい1日だったのでした。



武将の様子もあまりわからぬまま。

写真を撮ることもできず。

ほとんど、私の行動のみ。

レポともいえないレポでしたが。

最後までお読みいただきましてありがとうございまする。