東京ボウケン紀行・お江戸でロミオとジュリエット編 7 | エメラルド

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ロミジュリ最終章いきます!


前回までのあらすじ。
やっぱりロミオはバカだという結論に達し、泣くに泣けない私であった。


お話は悲劇的かつ大団円的に幕を閉じたけれど、カーテンコールは明るい。
この舞台を彩った人々が、手を携えて出てくる。
フィリップ、スワンさん、一鍬、80、為朝・・・(違うって)
そして、我らがタケルくん。

物語の世界に入りきって、バカだバカだとこきおろしていた私も、周りですすり泣いていた人々も、みんな「キャー」ってなっちゃう。
ロミオ≒タケルくんがこちらに向かって手を振ると、思わず身を乗り出して手を振っちゃう。
あちらから見えはしないけれど、届きはしないけれど、そうせずにはいられない。
この嬌声は、紛れもなくロミオへと捧げられている。
役になりきってるかっこいいタケルくんへの賛辞。
(なんて、理屈じゃなく勝手に体が動いちゃうんですけどね)
これが何度か繰り返され、やがて完全に幕はおりた。

ロビーには、人があふれている。
とりあえず、この感動を少しでも伝えるべくアンケートを記入。
買うべきものは、さっきの休み時間に買った。
なごり惜しいけれど、ここにはもう居るわけにはいかない。
急いで東京駅に向かわなくちゃ。


シアターを出てすぐのところに地下鉄の入り口がある。
しかし、私はまだ地下に下りる気になれなかった。
この余韻を味わいつつ、赤坂の街を歩きたい。
私の頭の中で、この赤坂はヴェローナなのだ。
赤坂見附まで歩こう。もともと、そこから歩いてくる予定だったし。

矢印の看板もあるから、迷うこともなかろう。
そんな感じで、歩き出した。

脳内で、タケルくん≒ロミオの面影を探しつつ歩く。

ショップからマキューシオが出てきたり、レストランで談笑するキャピュレット夫人や、お寺にいる神父様を妄想していた。

空想のヴェローナの中、さしずめ私はジュリエットか?

じゃあ、ロミオはモモかな・・・


エメラルド


おい、照れるじゃねーか。

(バカとか言ってたのは内緒だ・・・)


この辺、結構大きなお寺があったりするのよね。

何とか地蔵とか書いてあって、いわくありげで中に入ってみたいなーと思うんだけど。

いや、そんな時間もうないってば。

いつの間にか矢印も見つからなくなっちゃって。

あら、結構な時間になってる・・・

結局、赤坂三丁目とか書いてある地下通路見つけて、そこから赤坂見附駅にたどりついた。

ね、方向的には間違ってなかったでしょ!



あわただしく東京駅でお土産とか買って。

欲しかったけど手拭い買うのは我慢して。

新幹線に乗り込んだ。


エメラルド


駅で買ったおにぎりで夕食。

お昼抜きだから、大きいの三つ食べてもいいよね?

答えは聞いてなーい!


エメラルド


小僧かっ?!



駅について、ホテルの写真撮って。


エメラルド


だーから何でホテルなんだよっ!


こうして、私のお江戸ロミジュリの旅は終わったのだった。



後日談。


次の日、職場にお土産を持っていった。

職場では猫をかぶって、趣味の話など一切しない私だが。

今回は、東京に舞台を観に行くので休みますと言ってしまったのよね。

当然のごとく、どこ観光してきたの?何食べてきたの?と聞かれる。

「時間なかったからさー、駅とシアターの往復だけだったの。食べたのは、おにぎり」

と言ったら、「贅沢だね」と、ボソっと言われた。


愛のためなら一直線。

目的を果たすためには、余計な贅沢はすまいと。

自分だけ美味しいもの食べたりしちゃ申し訳ないと。

そんなふうに思っていたのだが。

それって、すごく贅沢なことだったのかな・・・

まぁ、一介の主婦が1人で新幹線で遊びに出かけるなんてこと自体が、とてつもない贅沢ではあるんだろうけれど・・・

なんか、自分の行動を省みて、深く落ち込んでしまった・・・


なーんて書いてる舌の根も乾かぬうちに。

来月、また行って帰ってくるだけのキッツキツのスケジュール立ててるんですけどね。

やっぱり、好きなのは止められない。

これは、ジュリエットと一緒よね。


と、無理やりオチをつけて、ロミジュリレポを終わります。