
基本的には、あんまり話しかけられたくない。
「電王グッズの新作が出ましたよ」なんて言われたら、ほいほい買ってしまいそう・・・
って、いやそういうことじゃないけど。
でもなー、説明してほしい時もあるよね。
例えば、今回のイベントみたいな時。
タケルくんの握手会とは、やはり違うのよ。
鈴村さんのイベントは、初心者なわけで。
どこにどういうふうに並べばいいのかとか、プレゼントはどうすればいいのかとか、事前にちゃんと説明してほしかったなー。
「イベントの方はこっちでーす」なんて案内してたけど、本当に鈴村さんのイベントなのかと心配になっちゃったもん。
ブロマイドのお渡し会って名目だから、もしかして握手はできないのか?とか考えちゃったもん。
鈴村さんのいるとこは完全に隠されてて、前の人がどういうことしてるのかも見れなくて。
どういう態度とっていいのか、非常に不安だった。
(いや、緊張してるからそういう変なこと考えちゃうんだけどさ)
なんて、いろいろと思うことはあれど、鈴村さんに会えて舞い上がっちゃったのは事実。
だって、あの笑顔が目の前!
鈴村さん、やっぱりいい顔してるなー。
優しそうというか、ほんわかした雰囲気。
なんかちょっと照れたような表情がかわいかった。
後から思うと、もっといろいろしゃべればよかったと後悔しきり。
だって、リュウタロスの会話しかしてないんだもん。
鈴村さんは、「ありがとうございます」とか言ってくれたような気がするけど、緊張してよく覚えてない。
「こちらこそありがとうございます」とか「頑張ってください」とか「好きです」とか言いたかったなー。
そういえば、私は左手にリュウタロス、右手にブロマイド持ったまま握手してた。
どっちの手も、間接握手状態じゃないのか?
ああ、何やってるんだ私ぃー!
ほら、このように後悔ばかり・・・
舞い上がりつつも、しばしアニメイトを物色。
やっぱ品揃え豊富だなー。
仙台アニメイトはコスプレの店が併設されてるから、なんかすごい。
銀さんや高杉の着物が普通にぶら下がってるよ。
色とりどりのカツラが並んでるよ。
店員さん、真選組の隊服着てるよ。
薄桜鬼の服、かっこいー!
(薄桜鬼=アニメイトでよく見かけるので最近気になっている、新撰組のゲームらしい)
店員さんの会話が耳に入る。
「普通にあそこの階段上ってきたのよー」
「おはようございますって挨拶されたけど、私に言われたとは思わなくて・・・」
そ、それって鈴村さんのことだろうか?
うらやましーというか、もったいなーい。
そんなことしてたら、30分もたたずに握手会は終了。
鈴村さんがお帰りになるところだった。
さっと衝立が立てられ、鈴村さんの姿は隠されてしまった。
お店の人が行った後を追って、階段を降りる。
店の前は、既に人だかりができていた。
鈴村さんは、タクシーに乗り込むとこで。
発車する時、例の照れたような笑顔でおじきして手を振っていた。
ファンのみんなから「かわいー」という声がもれる。
「絶対私を見ていた」「私に手を振っていた」と言う人がいっぱい。
私は、人垣の後ろでぴょんぴょん見てる状態だったから。
とても目が合ったとか思える状態にはなかったよ。
リュウタロスを出して手を振ったけど、鈴村さんから見えたかなー?
もしかして駅に行ったのかと、駅に向かってみたけど。
あの人ごみから鈴村さんを見つけられるわけないよねー。
そんなこんなで、長男とは1時に駅で待ち合わせにしたんだけど。
まだ、2時間もあるよ。
なので、鈴村さんの感動を胸に、三日月を追っかけに行く私なのでした。