東京ボウケン紀行・電王終業式編7 一瞬ロミオとジュリエットの巻 | エメラルド

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KAYOちんと会えぬまま、1人福家書店に向かうことになった私。

しかし、地図はコインロッカーに入れてきてしまった!

右も左もわからぬ銀座で、どうする私?!

しかし、そこはそれ、「匂うぜ、良太郎の匂いだ」ってモモが言ってるから・・・

違うって。福家書店のビニール袋提げた幸せそうな乙女たちが歩いてくる方に行けばいいのよ。

そんなわけで、方向音痴の私が、迷いもせずにたどりつけた。


書店前の歩行者天国は、タケルくんに会いにきた恋する乙女たちでいっぱい。

道路一区画、丸ごと埋め尽くされてる感じ(2,000人以上いたらしい)

番号札ごとに区切られて、少しずつ建物の中に誘導される。

私はもう順番が過ぎてたので、すぐ中に入れてもらえた。

中で整理券を見せると、タケルくんの写真集が渡される。

しかし、その後は延々と書店の中を歩かされるわけだ。

途中、タケルくんへのプレゼントを預けるコーナーが設けてある。

やはり、直接手渡しは無理なのよね。

実は、しっかりプレゼント用意してたりして。

前の晩、ホテルでお手紙も書いてたりして。

ああ、恥ずかしい。

でも、係りの人は「ありがとうございます」って丁寧に受け取ってくれたよ。


タケルくんのもとにたどりつくまで、幾つの本棚を曲がっただろうか。

まぁ、本屋さん大好きな私は、並べてある本を見てるだけでも楽しいのだが、これからタケルくんに会うと思うとそんな余裕もなくなってくる。

タケルくんに会ったら、なんて言おう?

素直に愛を告白するか、それともウケ狙いで笑いをとるか。

前の日やった占いでは、「彼にはストレートにあなたの気持ちを伝えた方がいいでしょう」ってあったのよね。

やはり、「好きです!」ってやつかなぁ・・・

そうだよね、タケルくんのことをいっぱい思ってるよーって、気持ちを伝えなくちゃね。


そんなことを思う私だが、考えてみたら私の格好は人間クライマックスフォーム。

まぁ、服はわかる人にしかわかんないとして、まさかのリュウタロス頭だよ。

キャップとヘッドフォンとればいいのに、なんかすっかり気に入ってそのまんまになってたのよね。

その上、切羽詰ると人間だんだんおかしなことを考えちゃうもので。

そうだ、指輪のかわりにモモを指につけよう!なんて思ってしまって・・・



こんなのつけちゃったのよね。


その上、子供用電王ベルトとケータロスとゼロノスベルトを持った子がいたもので、つい対抗心が・・・

ふっ大人用電王ベルト持ってるんだぜ。

ちょっとぉー、私、タケルくんの前では可愛い女の子でいたいんだってば。

絶対に出すまいと思ってたものを、どうして出してしまったんだろうか。

出したものの、腰に巻く余裕もなく小脇に抱えてる始末。

おいおい、完全にてんこ盛り状態っていうか、どれも半端でかっこ悪過ぎー!

思うに、あのリュウタロスキャップがそもそもの発端じゃないのか?

「センスわるーい!おもしろーい!きゃははははは」

なんか、リュウタロスに操られてないか?


そんなことしてる間に、タケルくんは目前。

ああやっぱりかっこいい。

頭が大きく見えるくらいに細いの。

小さな子にはちゃんと目線下げて、大人よりもちょっと長く話しかけてくれてる。

やさしいなー、好きだなーそういうとこ。

だから、その気持ちを素直に伝えればいいんだってば。

行けっ私!


「きのうもかっこよかったですー」

「ありがとうございます」


おいおいおーい!

11月の時と同じじゃん。

愛の告白はどぉしたんだよ私?!

だって、タケルくんを前にしたら、それだけ言うのでもう精いっぱいだったんだよー。

ウケをねらおうにも、タケルくん、ベルトに関してはノーリアクションだし。

例によって、ところてん状態で押し出されちゃうし。


でもね、でもね、タケルくんのいいところ。

こっちの目を、じっと見つめてくれるんだ。

この前もそうだったから、多分芸能人の心得として教えられてるんだろうけど。

でも、あの瞬間は私だけを見てくれてるわけだから、嬉しいよね。

もしかしたら、ベルトなんて目に入ってなかったのかも。

それでね、スタッフの人に促されてタケルくんの前を離れるんだけど、まだまだ未練があってタケルくんの方を見ちゃうじゃない。そうすると、タケルくんもこっちを見ててくれるのよね。

なんかさ、愛し合ってるのに引き離される恋人同士みたいな気分。

一瞬のロミオとジュリエット。

ええ、ジュリエットはてんこ盛りなんですけどさ。どすこい状態なんですけどさ。


どきどきする気持ちと、多少のほろ苦い気持ちを抱えて外に出る。

タケルくん、かっこいいよ。

やっぱり、大好きだよ。

また握手会あったら、絶対に参加したいよ。

そして、今度こそちゃんと愛の告白したいよ。


私よりちょっと後の順番だったらしいKAYOちん(ごめんよーごめんよー)

無事合流して、さあ次は再び中野だぁっ!