かつて小林靖子さんは、「電王は少年漫画」というようなことをおっしゃってた。
しかも、私にとってストレートど真ん中の「ジャンプ黄金時代」の少年漫画だと。
それが、電王の魅力の1つ、のめり込む要素でもあるんだと思う。
「俺の最期にお前が泣いた」
小林靖子さんは、こういうのがやりたかったんだろうな、きっと。
キンちゃんも、「俺はこういうのがやりたくて来たんや」って言いたいんだろうな。
(このセリフ、本当はモモのよ)
キンちゃん、私は泣かなかったよ。
だって、キンちゃんにとっちゃ本望でしょ。
すごくキンちゃんらしかったもん。
キンちゃんの選んだ道、望んだ未来、私は拍手して送り出したい。
そんで、かっこよく戻ってくるの待ってるよ。
(何しろ、ジャンプ漫画だもんね)
私が泣きたかったのは、リュウタロスの叫びだった。
「クマちゃん、クマちゃ~ん!!」って、ずっと呼んでたよね。
リュウタロスは愛に飢えた子だからさ(勝手な私設定)
自分の居場所の一角が消えてしまうなんて、たまらないだろうな。
多分、今までそんなに人とかかわることなかったから、初めて濃密にかかわった仲間だから。
初めて大切な人を失うって気持ちを体験してるのかもしれない。
予告だって、頭抱えてたよね。
あの子の喪失感を思うと、泣ける・・・
ウラがああいう行動に出るのも、キンちゃんの行動が引き金になってると思う。
ああいやだ、あんたのために心配したり眠れなくなったりなんて、したくないからね。
あんたのためには、絶対泣かないから。
モモなんて、1番つらい役を引き受けちゃったわけだよ。
キンちゃんを切り捨てる役・・・
でも、だれかがそうしなきゃ、キンちゃんの行動が無駄になるもんね。
ある意味、キンちゃんてばモモに丸投げ。
まぁ、だれがどういう行動に出るかなんて、お互い知り尽くしてるとこあるのかもなー。
「ここは、俺が引き受けるっ」
「俺に構わず、お前は先に行けーっ!」
その後、やられたと思った仲間が主人公のピンチにかっこよく駆けつける・・・
それがジャンプ漫画の王道。
わかっちゃいるのに、毎週ハラハラドキドキ待ってたよ。
まぁ、中には駆けつけないパターンもあって、非常に悲しくなったりもするんだけど。
でも、本当にときめいていたよ、毎週。
大好きだったよ、ジャンプ・・・
ぶっちゃけた話になっちゃうが、年末特番の予告見ちゃったわけだし。
ここはひとつ、この状態を楽しめるぐらいの気持ちでいよう。
キンちゃんもウラも、みんなかっこよく駆けつけてね!
私は、そういう展開が大好きよ。
ところで、不謹慎かもしれないが――
あのモモヒキ、だれの?
ウラをあらわしていたものは、何?
あの金太郎人形かわいいな、キンちゃんのコレクション?
クマちゃん、ぼくのお気に入りのシャボン玉持ってっちゃったよー!