ショベルナイト Shovel Knight | ゲーム万場 - ameba

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ショベルナイト [任天堂/Yacht Club Games] WiiU 他

 

 

 タイトルの通り、ショベルを手にしたナイトを操作する2Dアクションゲーム。シャベルではない。

 ショベルで足場や壁を削岩、ホッピングのようにジャンプ、そして敵を攻撃。スピードや反射神経はさほど要求されないパターン系アクションなので、昨今のスピーディなアクションについていけない人(僕)にもじっくり楽しめるのが嬉しいタイトル。

 

マップ上に敵ステージと拠点が点在

 

 それにしても何故ショベルを武器に選んだのか。そりゃ掘れて便利だけど、ホッピングは無理があると思う。いや、子供の頃やったけどね、そして土に埋まってジャンプできなかったけどね。まぁショベルナイトって語呂が良いから不問扱いなんだろう。

 

 さて、特徴でもある8ビット風ドットグラフィックはやはりこの手のタイプのアクションゲームと相性が良く、輪郭のくっきりした荒いドット絵は判定が分かりやすくて遊びやすい。ビビットな色合いですっきりとした画面でありつつ、要所は描き込みされている丁寧なドット絵。

 

 ステージやボスについてはゲーム慣れしている人なら攻略の道筋が初見でわかるギミックでありながらも、そんなに簡単ではない絶妙な難易度。レリック(オプション武器兼アイテム)の使い分けも含めてロックマンに似ている部分が多い。

 

ロックマン風味のギミックやトラップ等、なじみのある構成

 

 さらに、ミス時の再開ポイントはステージ中に複数設置されており、ペナルティは残機ではなくお金。ミスをするとお金が減るのだが、再開時に限りミスした所にお金が残っていて回収可能。本作ではお金でレリックやアイテムと交換できるのでお金は大事なのだ。回収できないところに残っちゃう時もあるけど、ステージを繰り返し遊べばいくらでも貯めることができるので回収出来ずともあまり気にならない。

そうやって何回もチャレンジするうちに腕が上がり、クリアして、達成感に浸る、そんなゲームの理想的な遊び方が楽しめる仕様。

 

 ストーリーはそれほどこっていないが、ラスボス手前で行方不明だった相棒・シールドナイト(女)と再会し、共に挑むラスボスの攻略方法に二人の関係を感じられてぐっときたり、ラスボス戦後の結末からのエンディングがなかなか泣かせる締めでとても印象的。この流れで本作の印象が一段階上がった程なので、是非エンディングまで進めてほしい。

 

 また、無料のダウンロードコンテンツでは全く異なるアクションの3キャラが操作できて、一粒で三度おいしい充実っぷりでボリュームも大満足。

 

無料追加コンテンツのプレイグナイト、攻略方法がほぼ別ゲーとなりボリューム満点

 

 キャラで色物と思わせつつ、横スクロール2Dアクションゲームとしての全要素がハイレベルに詰め込まれているゲームであり、「ロックマン9・10」や「ドラキュラ リバース」なんかを楽しめたゲーマーには間違いなくおすすめできる逸品。

 

 ショベルナイトはamiiboにもなっていて任天堂の期待の高さが伺える。ちなみに海外でのみプレイグナイト、スペクターナイト、キングナイト、黄金色ショベルナイトのamiiboが発売されいて人気の高さがわかる。日本でも一時期amazonで普通に取り扱っていたからもちろん入手済みだ。

 

[2018/7/31]