前日のイベント
で体力を使ったのか、肉を……それも焼肉を食べたくて仕方なかった。
この日は日曜日ではあったが仕事で大森町にいたのだが、どうにも辛抱堪らなくなり
「帰りは焼肉にしよう!」
と心に決めていた。
仕事先のお客様に
「○○って店はどんなもんですかね?」
と、駅近くの焼肉店について尋ねたところ
「米はいいんですけどね……肉がねぇ……。」
と微妙な反応。
更に、
「そこならこっちの方が良いですよ!」
とこれまた駅近く焼肉店を教えていただいた。
それが
よくよく聞けば
の3階にあった。
……こうなると、2階にあるインド料理店も行ってみたくなるなぁ。
閑話休題。
焼肉店であるから、ソロというのはちょっと負い目である。
席の空き確認を兼ねて念の為電話をすると問題なく入店可能であった。
階段を登って入店し、先ずは生とキムチの盛り合わせのハーフサイズなどを注文。
このお店は大抵のものはハーフでイケる。
存外お一人様歓迎店なのかも知れん。
そして、もう一つ注文しておいた……
牛タン5種盛りが到着。
タン塩
上タン塩
タンシタ
厚切りタン塩
切り落としタン塩
の5種類が一気に楽しめる。
後から聞いたが、図らずもこの店の名物だったらしい……単なる牛タンフリークであるから頼んだのだが、思わぬ幸運であった様だ。
で、お味はというと……うーん、アタシが濃いモノばかり食べているからなのか、イマイチ味付けが薄く感じた。
仕方なしに塩を追加してみたが、塩辛さだけが際立ってしまった。
ご飯のお供としてもやはり薄い気がする。
酒を飲まない人がそのまま神経を研ぎ澄ませて食するなら丁度良いかも知れない。
繰り返しになるが、アタシがバカ舌になっている可能性は充分にある。
レモン汁をつけると刺激的にはという意味では丁度良い具合な気もするが、それはそれでちょっと違う気がする。
何より、
「今日は肉を食うぞ!」
と気合を入れたからこそハーフとか単品とかではなく5種盛りなのであるが、途中で満腹になりつつあった……高々一品目の途中で、しかも大好物の牛タンを食しているにも関わらずである。
これは即ち、体調が良くないか……食事に満足していないかということである。
……あ、そうだ!
厚切りタン塩だけはタンの甘さと旨みが堪能できて良かった!
これだけ同じ値段分頼んだ方が満足度高いな。
……しかしこれはマズい。
流石に牛タンだけというのは面白くない。
そこで、本来はアレヤコレヤを頼む予定だったのを変更して、
ハーフサイズの上ハラミ(タレ)を注文。
……うん、普通だ。
文句をつけるポイントは無し。
されど、突出して優れたポイントも無し。
いわゆる及第点。
「おお……美味い!」
となるものがあれば食欲も回復するのだが、そこまでではなく、酒も
生中×2
ホッピーセット×1
焼酎中×2
とそこそこ飲んだ。
残念ながらこれ以上の展開は期待出来ない。
シメに入る決断をし、冷麺と
そのカスタマイズ用のハラミを注文。
アタシは冷麺を食べ進めながら、適宜残った肉やキムチを投入して具沢山にしていく。
今回は余った肉が無いから追加で。
カスタマイズ用なので、そんなに良い肉でなくて構わない。
そして冷麺の温度を殺さないように冷ます、かつ、ちょっと濃いめに仕上げる為に焼き上がった肉をツケダレに浸していわゆる“ヅケ”にする。
これにて準備万端である。
さあ、そして……
冷麺の登場。
定番のお酢も付いてくる。
……まあ、期待は出来ないとは言え、敬意を表して先ずはそのままいただくのがアタシ流。
ということで、ズズっとな。
……!
……!!
こ……これはっ……!!!
美味い!
めっちゃ美味い!!
過去一レベルに美味い!!!
いや、これは大したもんだ……スープが美味いのだと思うが、麺も噛み応えがあって良い!
しかし……こう完成度が高いと……どうしようかな……お酢。
ちょっと入れてみるか……あっ!
良いわ!
お酢入れても良い!
……え?
カスタマイズ用の肉やキムチ?
キムチはともかく、ヅケ肉は邪魔になりそう。
これ程の完成度だとあまり余計なことはしたくないな……。
……ん?
蒸し鶏みたいなものが入っているが、これだけがイマイチだな。
よくよく見ると氷も恐らくスープを凍らせたものだし、丁寧に作られているなぁ。
この冷麺の為だけに再訪もあり。
そういや、店員さんが冷麺と並んで
スープ系with米
を勧めていたな……。
今度はそちらも食べてみるか……。
美味しかったので、最後に
写真は一口食べてしまっているが、抹茶アイスをいただいてフィニッシュ。
いやぁ、珍しき大逆転パターンであった!
全てが冷麺の為の布石であったと言われたら信じるかも知れない。
千利休だか丿貫だかが、お風呂に入れる為に落とし穴を掘って、招かれた方も何かを察してわざと引っかかったというエピソードがあったが、それを彷彿とさせるな!
……流石に言い過ぎか。








