七夕という狂気 | 成羊記文

成羊記文

斉藤ネヲンサインMC
マトン太郎
の、活動記録やライブ情報の発信用……のハズが、実態は
・ゲームの吟味
・遊び歩きの記録
・単なる日記
等々、話題のとっ散らかった公開電子雑記帳。

今年も、もうすぐ七夕の日がやってくる。

願い事を記した短冊を笹に結び付け、遥かなる天の川に思いを馳せる……。


そんなイベントであるが……アタシは個人的に本邦屈指の狂気の祭典だと思っている。




どういうことか?

先ずは七夕伝説についておさらいしよう。



ワタシの記憶が確かならば


共に別の神様の弟子だか見習いだか使用人で、
機織りが仕事の織姫
牛飼いが仕事の彦星
という二人が……もしかしたら二柱かも知れんが、面倒なので二人としよう……いた。

二人には特に面識は無かったが、共に働き者であると評判であった。
勿論、そんな二人をそれぞれの師匠だか指導役だか主だかを務める神様も気に入っていた。

で、それぞの神様が友人同士か何かで、二柱が会った際に従者か何かで……あれ?
二人ともいい歳なんで、神様同士話をつけてお見合いみたいなことをしたんだっけか?
それとも偶然バッタリだっけ?
まあ、とにかく出会った。

それから二人は互いにゾッコンLOVE!
かつての評判どこへやら……日々、メロメロになって乳繰り合うばかりで働きゃしない!

困ったんだか怒ったんだかした互いの師匠だか(以下略)の神様同士が、これまた話をつけて二人を合わせないことに決めた。
乳繰り合わせさえしなければ、また元の働き者に戻るであろう……という考えだな。

ところが豈図らんや、二人は
「織姫に会いたい……。」
「彦星に会いたい……。」
と、涙に濡れて落ち込むばかりでやっぱり働きゃしない!

結局働かねぇじゃん困ったな……と思ったのか、はたまた些かの憐憫の情であったのかは定かではないが、またまた神様同士が話し合い
・一年一度だけ会っていいよ
・だから他の日は昔みたいに働け
という形での条件付き交際(?)を認めた。

その逢瀬の日こそが、我らが七夕7月7日。
以後、地上の人々は、遥かなる天の川の二人に思いを馳せ、二人の逢瀬にあやかって、願いを短冊に記し、笹に吊るすようなりましたとさ。
めでたしめでたし……。


とまあ、こんな話であったと思う。
所々曖昧であったが、アタシの認識を知ってもらう為にあえて調べなかった。

どうであろうか?
諸君の記憶にあるものと、細部は違えど
・織姫と彦星
・一年に一度の逢瀬
・それが七夕
という点は一致しているのではあるまいか?



つまり……だ、七夕とは
カップルが乳繰り合うのをデバガメして自分の願いが叶うように祈るイベント
ということになる。

例えば、諸君が他の人に見られてしまう可能性のある場所……公園などで恋人とイチャついていたとして、何か視線を感じるなぁと

こんな感じの茂みの方に目をやると、人がいた形跡がある。

覗きかよ……と思いつつよく見ると、こんな物が残されていた。




な?
狂気の沙汰だろ?