薔恋多院家の三姉妹 | 成羊記文

成羊記文

斉藤ネヲンサインMC
マトン太郎
の、活動記録やライブ情報の発信用……のハズが、実態は
・ゲームの吟味
・遊び歩きの記録
・単なる日記
等々、話題のとっ散らかった公開電子雑記帳。

人生とはピタゴラスイッチの様なものなのかも知れない。


一つの事象が引き起こした結果が、想像もしなかった別な事象を引き起こすが、実はそれらは全て予定されていたことである……簡単に俗っぽく記すなら


具体的には

羊の丸焼きを食いに行く

紆余曲折

ミュージカルを観に行く

となった。




今回観たのはこちら。

これで、“バレンタイン”と読むらしい。



……正直に申せば、余り乗り気ではなかった。

親しくなった方が……

監督?

演出?

それすらよく理解しておらなんだが、とにかく関与しておるとのことなので、まあ、それならば……といったノリ。


まあ、映画ではあるが

ヘアスプレー

が、私のお気に入り一本であるから、ミュージカル自体にはアレルギーは無い。

……考えてみたら、コレも大学時代の後輩に誘われて、全く気乗りせずに観たらとても良かったんだよなぁ。




それならば、今回も案外楽しめるかも?

と思って行ったら……楽しめたぞ!

そして凄かった!

具体的には



1.マジで歌が上手い

いや、そのまんまなんだけど本当に上手い。

しかも、全員。



2.更に踊りも上手い

これもそのまんま。

なんか、こう……ヌルヌル動く!

それも割と激しめに。


ポンポン飛んだりもする。



3.しかも踊りながら歌う

……いや、

「ミュージカルってそういうもんでしょ?」

というご意見はごもっともなのだが、あれだけ動いて歌って、息切れもしなけりゃ掠れ声にもなりゃしないって……。


後で聞いたけど、口パクじゃないんだって。

多分、全員フィジカルお化け。



4.そんでもって歌の量が多い

いや、ミュージカルは義務教育時代の芸術教室か先述のヘアスプレーしか知らんが……あんなやたらめったら歌うもんだけっけ?

上手いし凄いから文句は無いどころか大満足なんだけど……よく覚えられるね、と。


……そう思ったのだが、後から聞いたら

『更にコンサート掛け持ちしてる』

人もいるんだって。

……フィジカルだけじゃないのね。



5.そのくせ全員が眉目秀麗・容姿端麗

いや、天から与えられ過ぎでしょ……。


供給の偏りにより、食糧難に苦しむ人々がいる中での食品の大量廃棄が問題となっておるが、まさかここでも似た様な現象を目にするとはなぁ……。


歌はダメ。

踊りもダメ。

手拍子すらズレていく。

オマケにビジュアルも某主人公に

「ハムの原材料みたいな奴!」

と言われそうなアタシからすると、天に格差の是正を要求したくなる。



5.それなのに人数が多い

歌が上手くて

踊りが上手くて

フィジカル(など)お化けで

ビジュアルの良い人々

をよくもまあ、これだけ集めたね。


22〜3人くらいいたのでは?

ちょっとした博覧会だよこりゃ。


これだけいると、特に目に止まる人もいる。

例えば……あ、ここからネタバレになるので、嫌な諸君は今日はここまで。




良いかな?

繰り返すが、ここからネタバレだぞ?




1.お父さん役の人

めちゃくちゃ歌声がかっこいい。

男の憧れる男。


秘書のB子と愛人関係ということであったが、車椅子である。

車椅子の理由によるが、下半身不随の場合は生殖機能もセットでダメになることがある。


ということは、もしかしたら結構プラトニックな関係だったのかも知れない。

愛人関係なのにやたら愛情深いのはその辺りが関係しているのか?


……と思ったんだがなぁ。

書いて良いのかわからんから、書かんけど。



2.秘書B子役の人

で、そのお父さんの愛人。

三十代で美容の鬼って設定で、もの凄くそれっぽかった……のだけどねぇ。


これも書いて良いのかわからんな。

ただ言えるのは

「や、役者やの〜〜。」



3.秘書A男役の人

あの衣装は痩せたら着たい!

そして多分、今日本でも有数のヒダエリスト。


奥様からの愛をキャッチ&ドリンクは大好き。

聞いた話では毎回違うらしく、いつか奥様からの愛を

して欲しい。


多分アドリブがとても上手い。

実際、トラブルがあった時もすぐネタにしていたので、恐らくベテラン。



4.美容のカリスマ役の人

三姉妹次女のビジネスパートナーの一人。

この方の肉体美は必見。

相当鍛えていると見た。

腕から脇腹にかけての曲線が物凄く美しい。


ところで、次女のピジパにはスポーツマスターの役の人がいて、この美容の方と結構SMっぽいことを随所でやっておったのだが……まさかの年齢。


役とはいえ、その歳で綺麗なお姉さんにあんなことをされては性癖が歪むのではないか?

こちらの世界へようこそ!


そした次女ビジパというと、夜の帝王役の人の衣装がとても素敵。

アメリカのラッパーが来てそうな豹柄のスウェットみたいな上下に

こんな感じのステッキというスタイル。


成り上がりが、自分のスタイルは崩したくないけど……ちょっとトラッドな金持ちに憧れて、結果のハズシって設定なのかな?

だとしたらかなり高度なおしゃれだな。

ちょっと真似したい!

……と思ったんだがなぁ。


これも書いて良いのかわからん。

本当に人が集まると色々あるんだなぁと。


ところで、次女ビジパの面々って絶対元ネタあるよなぁと思ったらやっぱりあった。

……ってことは本当はあのスウェットも“虎柄”にしたかったのかもね。



5.青のメイド役の人

この人は声がカッコいい。

そしてスラッと長身。

ヅカの男役みたいな佇まい。


まあ、とにかくシルエットが美しい。

維持の為の日々の努力は大変であろうなぁ。



6.次女役(大人)の人

パンツスーツがとても似合う。

それもそのはず、足が長い!


そして顔が小さい!

本当に小さい!

多分私の半分……いや、もっと小さいかも。


……まあ、これに関してはこっちが大き過ぎなのかも知れんが。



7.長女役(大人)の人

美人

歌ウマ

踊りウマ

フィジカル(など)お化け

を最も実感出来る人。

このクラスにならんと主役は無理なんだなぁ。


華がある、とはこういうことなのであろう。



まあ、彼彼女らは特に私の目に留まっただけで、勿論全員が素敵なんだけどね。

なんと言ってもモブが一人もいないんだもの。

……いや、正確にはモブが濃過ぎてモブに見えないのよ、20人以上居てさ。




ちなみに、一番好きなシーンは三女の指揮で環境活動家が歌っているところ……まあ、シーンというかバックなんだが。

あの時の三女の表情が実に良い。


あと、デュエリストと手下(?)二人のダンスシーンね。

アレはズルい。

手下がズルい。




基本的に『暴れん坊将軍』以外、同じ話は二度読んだり観たりはしないのだが……スポットライトが当たっていないところでもしっかり芝居をしているので、そこをじっくり観たい気はするんだよなぁ。