菜香新館『点心コース』 | 成羊記文

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斉藤ネヲンサインMC
マトン太郎
の、活動記録やライブ情報の発信用……のハズが、実態は
・ゲームの吟味
・遊び歩きの記録
・単なる日記
等々、話題のとっ散らかった公開電子雑記帳。

先日、山形からの共通の友人を迎え、ピロとモエちゃんと共に菜香新館へ。

こちらは今回が初めてだなぁ。




前菜の盛り合わせ

左から、

クラゲの冷製

チャーシューと落花生

酢漬け


クラゲは味付けが少し控えめだが、香りがよく味わい深い。

ビールのツマミ的な、濃いめの味付けの印象が私の中で強かったが、今回のクラゲは単品での美味しさを追求した印象。

コレはコレで良いな。


チャーシューは非常に力強く食べ応えあり。

その分、動物香もやや目立つが、そこは好みの分かれるところであろう。

私は……どちらでも。


酢漬けは文句無し。

酸味と甘みの具合が丁度良く、またその濃さも丁度良い。



点心三種

赤い頭がカラシナ入り蒸し餃子

緑ポッチが牛肉焼売アスパラ乗せ

残り一つが小籠包


個人的にこの三つで一番美味しかったのがカラシナ焼売。

中の餡はしっかりと味の主張をしているが、力強くなり過ぎず、外の皮はモチモチの歯応えが絶妙で噛む楽しさがある。


牛肉焼売は、先ず珍しさが心を奪う。

牛肉で作られた焼売って……食べたことがあったかな?

で、食べてみると結構濃厚に牛の香りが来るのだが……少々濃過ぎの印象。

ただ、些かではあるがパサっとした印象を受けたので、本来の想定より水分量が少なく、それで濃過ぎる印象になったのかも知れない。


小籠包は、これぞ小籠包。

良くも悪くも驚く要素は無い。

「小籠包食べたいなぁ!」

って想像する時に思い描くあの味、そしてちゃんと美味しい……これって思っている以上にスゴいこと。

安心して(?)お召し上がりを。



大根餅と海老のウエハース巻き揚げ

大根餅の後ろに隠れてチラッと見えるピンクのものが海老揚げね。

……実は半分程食べてしまってからなので、つまりは誤魔化しである。


大根餅は素晴らしい。

今まで食べた大根餅でベスト。

妙な塩気に頼らぬしっかとしたベースの味があって、食感もモチモチ。

更に、小海老入りで食感の追加も味わいの追加も楽しい。


海老揚げの方はマヨネーズをつけて頂く。

美味い。

こういうのは結局、

・何もつけないと味が弱過ぎる

・マヨをつけるとマヨに支配される

のどちらかなのだが、今回は

・何もつけなくても美味い

・マヨをつけると更に美味い

良いねぇ……こういうの良いねぇ。



フカヒレスープ

フカヒレスープって、店ごとの個性が出るなと個人的印象。


正直に言えば、私好みではない味付け。

だからと言ってそれが美味しくないか……と申せばそんなハズもなく。

非常にシンプルながら滋味深く、

『いつまでも飲んでいられる味』

であった。



この辺から徐々に酒が回って来て……

このザマ。


コレは海老と野菜なんだが……コレは割とスタンダードなお高い中華の味わい。

しっかり美味しいのだが、特に印象に残ることは無い。



北京ダック

これも比較的スタンダードな北京ダックなのだが……印象的なのが、しっかりと噛み切れること。

いつも長ネギか何かが噛みきれず引っ張っられて

無様な感じになってしまうのだが、それが無い。


そしてお店の人が巻いてくれるので、ダックと野菜とソースの按配が大変に良い。

これも金さえあれば腹一杯食べたい(笑)



チャーハン

モチモチパラパラ。

……もう一度言う。

モチモチパラパラ。


しっとり派の諸君にもぜひお試し頂きたい。

味わいはスタンダード。

しかしながら……少し硬めに炊飯しておるのか、噛み応えとモチモチ感のある米がパラって解けて……美味しい!


これは良いなぁ。



杏仁豆腐

……デザートに至る頃には、最早誤魔化しのきかないレベルで酔っていたので、写真も手ブレ海老以来の無様さ。


そしてな……これ、素晴らしい!

杏仁豆腐本体も実に滑らかでクリーミーで、それだけで無限に食べられそうなのであるが、上にかかっている茶色みがかった液体……これが良い仕事をする。

麦芽糖みたいな、蜂蜜みたいな……とにかく甘い物の風味がしたが正体不明。

だが、美味い。




全部が全部大満足とまでは言わんが、総合的に非常にレベルが高い。


人を迎える時には、またこの店このコースで良いかも知れんなぁ。

……いや、他のコースも試したいなぁ。


いずれにしても、また来たい。