昨日、なにもお叱りの言葉がなかっただよ。

 

そろそろ、オラの人気も不動になってきたべ。

 

「また、そうやって直ぐ調子に乗るんだから」

 

「なに、言ってるだか。オラの出番を要請する人はいても、オラを邪魔者扱いする人はいないべ」

 

「そうね。私が引退した後、おとっつぁんにマグロ漁船以上の就職口を考えてくれている人もいるものね」

 

「ちょっと待てや。マグロ漁船以上の就職口って、それはどんなに恐ろしいもんだべか」

 

「あ~ら、そんなこと言っちゃ、マグロ漁船に乗っていうる漁師さんに対して失礼よ。それに、どんなものか知りたかったら、実際に経験してみればいいじゃない。オホホ」

 


いってきます

 

「なんて、恐ろしい娘だべや」