日本滞在3週間を超えソロソロ帰国時のお土産探しを始めました。来る時は中型トランク一つで来ましたが帰りはお土産を入れるために大型トランクを買い足しました。

お土産をそのままトランクに入れるのではなくお店などにある小型の段ボールに入れてからトランクにつめこみます。

長年の経験からこの方法が1番問題が起きないのでもっぱらこの方法を使っています。

毎日の生活も少しルーチン化して最近は朝ごはんを抜いて朝起きてから隣にある兄の園芸店でストーブにあたりコーヒーを飲みながら観るとは無しにテレビをみるとよく国会中継が目に入ります。

どうもNHK受信料を真面目に払っている様で何時もこのチャンネルになっています。

兄の情報収集手段はどうもNHKみたいで自室のテレビもほぼNHKみたいです。

その他の番組もたまには観る様ですがどうもあまり面白い番組はないみたいです。

店内で苗の植え付け、接木などをしながら画面の大部分は一時間毎の地元の天気予報が映し出されているので基本はその為のテレビです。

それを見ながら幾つかある温室、畑などの管理を行なっている様で朝5時から起きだし店を閉める午後5時まで畑、庭、温室、店などを行ったり来たりしています。

その上食事も3食作りますがこれはどうも趣味の様で毎日何を作るか考えるのも楽しみみたいで家のキッチンはちょっとしたレストランよりも器具などが整っています。

私も日本では一切料理をしませんがスペインではほぼ毎日調理をします。

子供達も調理好きなのでこれは遺伝かも知れません。

しかしもう80近いのによくあれだけ体が動くものだと感心しますがどうも私の様に何もしない事ができない性格みたいですが私の姉も時間があれば常に何かしているので三人兄弟の内私だけがこの点は正反対の様です。

さていつもの様に前置きが長くなりましたがここからが今日のテーマでまず日本の年金制度についてです。

どうも日本政府は年金についての考え方が他国と違い労働者の権利だと考えていない様で老人に対する施しと捉えている様な気がします。

その為何も払わなかった生活保護の方が掛金を数十年払い続けた年金受給者よりも支払額が多くその少ない年金の中から保険を徴収すると言う様なまるで水戸黄門に出てくる悪代官の様な制度を平気で続けています。

我々の様な海外住み老人に対しても毎年生存確認書を送らなければ年金を止めると言う様な脅しをかけます。

もし我々が海外で死亡すれば領事館が把握する筈です。

何かを申請しなければもらえない補助金と同じに考えているみたいで制度はあるけれども出来れば支払いたくないと言う考え方に見えます。

毎月銀行にした預金がこちらから申請しなければ無くなる様なまるで詐欺の様な姑息な手段を政府が摂ることに呆れてしまいます。

年金は支払った国民の権利であり生存確認をするのは国民ではなく政府の義務です。

今回生存確認届を出すと同時に海外住みの為にネット、写メなどもっと便利な方法を教えて欲しいと手紙を書きましたが見事に無視されました。

これが年金を支払う義務を果たした国民に対する日本の年金機構の現実の姿です。

今度は今日の国会中継で見た少子化対策についての意見ですがこれらの補助も何か的外れの様な気がします。

子供が生まれない原因は子育てには時間とお金がかかると言うのも一理ありますが何故今の若者が子供を欲しがらないかの1番の原因は日本国の将来に希望が見出せないのが原因です。

自分たちが存在しなくなった後に一生懸命貯めた財産も相続税という名の下に政府にがっぽり取られます。

親が貯めた財産はその生存中は毎年税金を納めた(政治家以外)正当な金であるにもかかわらず相続税という姑息な悪法でしぼりとります。

こんなハイエナがウロウロするような社会にはとても可愛い子供を自分という保護者のいない世界に残したいとは考えられません。

昔貧しい時代にもかかわらず子供がたくさん生まれたのは将来に対する希望があったからに他なりません。

何故こうなってしまったのかもう一度国民全て、特に為政者は深く考える必要があるのではないかと思います。