子沢山の国際結婚の夫婦が毎年たくさんの荷物を持って約1ヶ月実家を訪れ、またスペインに荷物を持って帰るというルーチンを30年以上に渡り繰り返した経験を元に今回はその荷物の用意などのノウハウを書きたいと思います。

まづ30年間にもわたり日本で受け入れてくれる実家があることが普通では無いようですが何故か我が家の場合はそれが可能でした。

最初の頃は色々失敗してトランクが壊れたり瓶が割れたりキャップが外れたりと大変な思いをしましたが流石に最後にはプロの領域に達したのではと思うのでもしたくさんの荷物をもって旅行をする人達の助けになればと思いこの記事を書いています。

私は退職していますが女房はまだ現役で子供たちも独立した今では完全に自由になるのは私一人なので今回は久しぶりに冬の日本に帰ってみたいと思い一人旅行なので荷物もトランク1個と簡単です。

とは言えコロナのせいで4年ほど帰国していないのでいつも土産はいらないと言われているとはいえ何かは必要で今用意しています。

まずトランクに詰められる荷物の重量はエコノミーでは23kg上限でビジネスでは確か30kgですが今のトランク自体の耐久性は正味18kg位が上限だと思われます。

多分エコノミーを利用する客の方が制限一杯まで荷物を詰め込むので普通のトランクは30kgの内容物を想定しては作られていません。

そのため制限重量一杯までの内容物を入れるとヨーロッパの雑な荷物扱いに耐えられないのでよくて二回、普通一回で寿命がつきます。

その為我が家の倉庫にもいくつかトランクがありますが完全なものは少ししか無く、いつも旅行の前に捨てるもの、買い足す物のチョイスが必要です。

今回はトランクが一個なので家にあるもので足りますが帰りには色々日本で買うものを指定されているので日本でもう一つトランクを買い足す事になります。

帰国時の失敗例としては日本の実家の敷地に生えている太い孟宗竹、しめじの菌を打ち込んだ栗の木の切り株を買ったばかりのオシャレなイタリア製の二つのトランクに詰めて持ち帰りそのまま廃棄処分になりました。

それからは色々工夫を始め、まず余裕を持ってトランク詰めを始めることにしました。

昔はスペインから日本に行くときは少ない荷物で、日本からスペインに帰るときは大量になりました。

ご存知のように日本には海外に存在しないあらゆる生活必需品がありありあれもこれもとつい買い過ぎてしまいます。

そのためスペインでは日本の布団、チャンチャンコまで持っています。

詰め方はまず買ったお土産をそのまま詰めるのではなくその重さ、密度、硬さなど考慮してトランクのどの部分に入れるかを考えます。

同時にそれらをグループごとに段ボールにつめ重量のかかるトランクの下部から詰めていきます。

エコノミーは23kg制限ですが内容物は15kgにすると色々保護剤を詰めてトランクの自重を足しても23kg以内で治ると同時に雑な扱いをされてもトランクの中で荷物が動かないのでパーフェクトな状態で到着します。

また、瓶詰め、缶詰、脆いもの、内容物が液体、個体、ジェル状、蓋の形状などにより対応が違います。

その為に私の場合最低1日前には秤、ラッピング用品を準備して万全を期します。

観光で海外を訪れる観光客の人も帰国前には現地のDIYの店を訪れてホテルでラッピングする事をお勧めします。

こうする事により帰国時の荷物受け取り現場で自分の荷物の破損だけではなく他人の荷物にダメージを与え賠償金を取られる最悪の事態が避けられます。

この様に一手間かけるだけでパーフェクトな状態でお土産が移動できるので面倒がらずに是非試してもらいたいものです。