「医療で街づくり」、健康増進と地域経済の活性化がコラボする、面白いビジネスモデルです
こんな記事を見つけました。
全国の都道府県で糖尿病死亡率がワースト1の徳島県が、国内外から患者を呼び込み、お遍路道ウオーキングや県特産のスダチを用いた食事療法などを体験してもらう「メディカルツアー」を計画している。生活改善による糖尿病対策に追われてきた経験とノウハウを、観光振興につなげる〈逆転の発想〉。計画を担当する部署も新設し、飯泉嘉門知事は「弱みを強みに変え、徳島をPRしていきたい」と話している。
同県は、1993年以降、2007年を除いて、人口10万人あたりの糖尿病患者の死亡数が最も多い。08年は147人が亡くなった。多い原因はよくわかっていないが、運動不足などの生活習慣が指摘されている。このため、県などは独自の体操、ウオーキングや低カロリー食の普及などに努めてきた。
ツアーはこれまでの実績を生かそうと企画。素案によると、訪れた患者が、県内の医療機関で検査・治療を受けながら、四国霊場八十八か所を巡るウオーキングやラフティング、阿波おどりをアレンジした体操を体験。スダチやワカメなど特産品を使った食事改善を学ぶメニューも用意する。
県が期待するのは中国からの客。国際糖尿病連合の調査報告などによると、中国では年約100万人が発症するとされ、07年に3980万人だった患者が、25年までに約2000万人増えると予想されている。
新設部署は「糖尿病対策・医療観光企画員室」(13人)で、18日に発足。今後、旅行・航空会社と意見交換し、年内にも中国からの患者受け入れを中心としたツアー計画案をまとめる。また、今年度は文部科学省の主導で、徳島大を中心に、国内外から研究者らを集めた糖尿病研究臨床拠点づくりも始まっており、県はツアーとの連携を検討中だ。
同室は「あらゆる取り組みを通じて、県の不名誉な記録の返上にもつながれば」と期待している。
今日の日経新聞にも神戸の「医療産業都市」について特集がありました。事業規模は違いますが、医療を中心に地域経済の活性化を目指す動きに注目です