しかし、顕正会は日本を神の国にせんとするこのような謗法は断じて許さない。
日本の歴史を紐解けば、仏法が朝鮮半島の百済の国から日本に初めて渡った時、豪族の物部は日本古来の神を崇めて仏法を強く排斥した。
これを見て、聖徳太子は崇仏派の豪族蘇我氏と共に敢然と物部と戦ってそれを打ち破り、初めて日本に仏法を確立した。
この時「仏は主君、神は所従」という事が決定したのであります。
ゆえに大聖人様は『曾谷抄』に
「神は負け、仏は勝たせ給いて神国始めて仏国となりぬ」
と仰せられている。
かくて、聖徳太子は仏法を根底とした十七条憲法を制定し、それを国家統一の指導原理とした。
その第二条には
「篤く三宝を敬え、三宝とは仏法僧なり」
とある。
このように、法華経を鎮護国家の大法を定め、日本を仏国にしたのであります。
これこそ、日蓮大聖人御出現の露払いとしての聖徳太子の重大使命であります。
また、第五十代桓武天皇は伝教大師と南都六宗の代表を公場対決せしめ、邪正を明らかにせしめた後に伝教大師を擁護して法華経迹門の戒壇建立に全魂を傾けた。
これも、日蓮大聖人御出現の露払いであります。
推古天皇の摂政として国政の衝に当たった事実上の国主である聖徳太子を始め桓武天皇などの賢王は皆仏法を護持して国家を安泰にしておられる。
これらは「進退全く人力に非ず、全ては仏力の所作なり」との仰せのごとく、仏様のお力であります。
かくて、末法に入っては三世十方の根源の諸仏・久遠元初の自受用身たる日蓮大聖人がこの日本に御出現あそばされる。
天照大神はこの御本仏を守護し奉るため、前もって日本に出現した善神であります。
大聖人様はこの天照大神の事を『産湯相承事』に「久遠下種の南無妙法蓮華経の守護神」と仰せ給うておられる。
であれば、その子孫である天皇は当然日蓮大聖人の仏法を擁護し奉らなければいけないところ、明治憲法下の政府は日蓮大聖人を無視して天皇を現人神とした国家資格を基としたところに根本的な誤りがある。
その結果、明治・大正・昭和のわずか77年で日本は有史以来初めての惨めな敗戦を味わったのであります。
しかるに、高市首相並びに日本会議界隈の輩はこれらの歴史的事実を弁えず、また、浅井先生の62度に及ぶ諌暁により神の国を作らんとした安倍晋三が銃弾に斃れた大罰の現証を眼前にしながら国家神道を復活させ、主君たる御本仏日蓮大聖人を無視して再び神の国を作らんとしている。諸天いかで怒りをなさぬ道理がありましょうか。
顕正会は日蓮大聖人の弟子として、浅井先生の弟子として、このような邪な改憲は断じて阻止せんと決意しております。さもなくば国が亡びる。