令和６年　６月２５日　６月度　総幹部会　浅井会長指導　御遺命守護の激闘

　かかるお方でなくして、どうしてたったお一人で宗門の最高権力者池（いけ）田（だ）大（だい）作（さく）と絶対（ぜったい）権（けん）威（い）の時の貫首が一体となってなされたその大誑惑（おうわく）を打ち砕く事（こと）などでき得（え）ましょうか。
　先（せん）生（せい）の諌暁をあるいは捨て置き、あるいは「けしからん」と直（ただ）ちに処分（しょぶん）してもおかしくなかったところ、学会首脳を始め細（ほそ）井（い）日（にっ）達（たつ）並びに宗務役僧らが何度も何度も対応を余儀なくされ、ついに、戦時中の軍部のごとく驕（おご）った学会が二度も文書で訂（てい）正（せい）し、細（ほそ）井（い）日（にっ）達（たつ）は宗門の最高指南たる訓（くん）諭（ゆ）の訂（てい）正（せい）を約束したのであります。
　基礎教学書にその訓（くん）諭（ゆ）の訂（てい）正文（せいぶん）の写真が掲載されております。
　それをよく見てみると、細（ほそ）井（い）日（にっ）達（たつ）の曖昧（あいまい）な言（い）い回しを修正された先（せん）生（せい）の御（ご）筆跡（ひっせき）を拝見できます。
　想像するに、細（ほそ）井（い）日（にっ）達（たつ）は先（せん）生（せい）の後ろに厳然たる大（だい）聖（しょう）人（にん）様（さま）の御威徳を感じていたに違（ちが）いなく、時の貫首をも承伏（しょうぶく）せしめる先（せん）生（せい）の師（し）子（し）王（おう）のごとき御（ご）威（い）厳（げん）に低頭の他はありません。
　この事（こと）は、先程の大平副総男子部長の登壇にあった法廷闘争の際に傍聴席で先（せん）生（せい）の証言を聞いていた元宗門僧侶が「あの方は勇ましくてすごく強い。誰も勝てない。絶対（ぜったい）に敵に回したくない。私は絶対（ぜったい）に嫌だ」と述懐（じゅっかい）していた事（こと）や、学会弁護団が手足すくんで尋問（じんもん）の続行（ぞっこう）が不（ふ）可（か）能（のう）になった事（こと）、あるいは、宗務院の阿部信雄教学部長と早瀬日慈総監が先（せん）生（せい）の強烈なる責めにいたたまれなくなり、辞表を提出して有（あり）馬（ま）温（おん）泉（せん）に逃げ出した事（こと）、そして、池（いけ）田（だ）大（だい）作（さく）の意向を受けて説得に来た細（ほそ）井（い）日（にっ）達（たつ）が先（せん）生（せい）と会えば正（しょう）義（ぎ）を口にし「今日私は死ぬ気で来ている」と辞世の句をも用意するほどの覚悟を固めて先（せん）生（せい）との対面に臨んだ事、そして、池（いけ）田（だ）大（だい）作（さく）も阿（あ）部（べ）日（にっ）顕（けん）も先（せん）生（せい）との公場対決から完全逃避した事（こと）を見ても実感といたします。
　大（だい）聖（しょう）人（にん）様（さま）の御（ご）遺命（ゆいめい）を守護し奉（たてまつ）るには身命をなげうち、その大悪を徹底粉砕された先（せん）生（せい）の何者をも恐れぬ師（し）子（し）王（おう）心（しん）と圧倒的な強さ、大（だい）聖（しょう）人（にん）様（さま）の御（み）心（こころ）に寸分も違（たが）わぬ峻厳（しゅんげん）なる私心なき大忠誠心（だいちゅうせいしん）、富士の地下水に到達された透徹の教学力、まさに、先（せん）生（せい）にしか絶対（ぜったい）に為（な）し得（え）ぬ戦いであり、かかる先（せん）生（せい）が第六天の魔王の障（しょう）礙（げ）により濁乱極まる宗門にお出になり、偽（にせ）戒壇（かいだん）正本堂（しょうほんどう）を崩壊（ほうかい）に至らしめた事（こと）『全（すべ）ては御（ご）本仏（ほんぶつ）日蓮（にちれん）大（だい）聖（しょう）人（にん）の御（ご）化（け）導（どう）のうちなのだ』と思（おも）わずにはいられません。
　私は、先（せん）生（せい）の大河のごとき偉大な激闘と御（ご）金言（きんげん）のごときの素晴らしき成仏（じょうぶつ）の妙相を思（おも）い返す度にその確信（かくしん）がいや増すばかりであります。
　合わせて、かかる先（せん）生（せい）の広宣（こうせん）流布（るふ）への大情熱により、顕正会（けんしょうかい）が死罪に等しい解散（かいさん）処分（しょぶん）を乗り越え、また、公権力による不当なる弾圧をも跳（は）ね除（の）け、一国広（こう）布（ふ）に向けて日本（にっぽん）で独走してきた不思議（ふしぎ）に刮目（かつもく）するものであり、これこそ「下（げ）種（しゅ）御（ご）本仏（ほんぶつ）の絶大威力によって広宣（こうせん）流布（るふ）が成し遂（と）げられる」との『四（し）条（じょう）抄（しょう）』の御意が事（じ）実（じつ）となる姿に他なりません。


令和６年　６月２５日　６月度　総幹部会　浅井会長指導

令和６年　６月２７日　６月度　男子部班長会　行成総男子部長指導