『大悪大善御書』に宣給わく
大事には小瑞なし、大悪をこれば大善来る。
広布の決戦場たる2020年代に突入した本年の元旦勤行は、本部会館を始め全国の会館でかつてない大歓喜と熱鉄の闘志がたぎり、意気天を衝くものでありました。
そして、決戦場に臨まれる先生の並々ならぬ御気魄を理屈抜きに全身で感じては、凛然たる決意が込み上げました。
席上先生は、広布の決戦場たる2020年代に突入する意義につき
「正系門家富士大石寺が七百年来宿願としてきた広宣流布・国立戒壇建立の戦いがいよいよ最終段階に至ったという事である」
と仰せられ「大事には小瑞なし、大悪をこれば大善来る」とて広宣流布という重大事に小瑞はなく、その前相たる未曾有の大悪が起これば大善たる広宣流布が成る道理を御教示下さいました。
2つの大悪につき、1つ目の仏法上の大悪たる御遺命破壊については
「正系門家から国立戒壇の御遺命が完全に消滅して55年、しかも、創価学会はあろう事か戒壇の大御本尊を捨て奉る極限の大謗法を犯すに至り、宗門は大御本尊様を営利の具とする無道心、これこそ、正系門家七百年の歴史において未だかつてなき大悪である」
と仰せられ、そして2つ目の世間の大悪たる前代未聞の大闘諍・他国来難と広宣流布の関係を『撰時抄』を引かれて御教示下さいましたが、すでに天変地夭は現われ、世界同時不況、世界同時バブル崩壊も迫りつつある事に息を呑みました。
ことに衝撃だった事は、複数の著名な地震学者が口をそろえて「首都圏直下地震が2020年の本年に発生する可能性がある」と指摘している事でありました。
政府の中央防災会議の被害想定でも死者2万3千人、経済的被害は95兆円にも上り、まして、政治・経済が一極に集中した首都圏に直下地震が発生すれば、その被害の規模と影響は想像を超えるものとなる事を思えば、慄然たる思いに駆られました。
また、リーマンショック以降に世界の中央銀行が異常な金融緩和を続けた結果、民間を含めた世界の負債総額は実に2京7千兆円という天文学的数字に膨れ上がり、株式・債券・不動産バブルが崩壊して信用収縮が始まれば世界恐慌に陥り、かくして、世界的に失業者が激増し、社会不安が増大し、世界各国が互いに不信と憎悪を抱くに至り、中国・ロシアとアメリカの核兵器を用いた戦争が前代未聞の大闘諍に至る事に身震いいたしました。
さる1月3日には、アメリカがイラン革命防衛隊の司令官を空爆して殺害し、中東情勢が一気に緊迫の度を増してきた事を見ても、2020年代のテンポの速さは私達の想像を遥かに超えるものと心したものであります。
先生は
「この悲惨は誰も救う事ができない。
お救い下さるのは、諸天に申しつける絶大威徳まします日蓮大聖人ただ御一人であられる。
大聖人様はその大罰を用いて広宣流布をあそばす」
と断ぜられましたが「いよいよ」と肚をくくったものであります。
それだけに、本年の元旦勤行に当たり先生が打ち込んで下さった
「何なる世の乱れにも、各々をば法華経・十羅刹助け給へと湿れる木より火を出し、乾ける土より水を儲けんがごとく強盛に申すなり」
との『呵責謗法滅罪抄』の一節はまことに有難く、幾重にも命に刻んだものであります。
大聖人様が「湿れる木より火を出し、乾ける土より水を儲けんがごとく強盛に申すなり」と不可能を可能とする強き祈りをもって門下一同を守護して下さるとのお約束とうかがっては有難さが込み上げました。
同時に
「いかに日蓮祈り申すとも、不信ならば濡れたるほくちに火をうちかくる如くなるべし。
励みをなして強盛に信力を出だし給うべし」
との御文が脳裏をよぎり、たとえ大聖人様がいかに強き祈りをもって御守護下さろうとも、私達の信心が弱ければそれも詮なき事で「いかなる事が起きようとも、たとえ地球が壊れる事があろうとも、日蓮大聖人だけは絶対に疑わない」との絶対信に立つ事が何よりの肝心である事をよくよく肝に銘じたものであります。
それにつけても、広布の決戦場を前に213万7千の弘通が成し遂げられ、御遺命破壊のたばかりが最終章に至った不思議を強く噛み締めるものであります。
もとより、御遺命破壊のたばかりは絶大なる権力を持つ池田大作と絶対権威の時の貫首により進められた誑惑であれば誰人も抗えず、たやすく完結して当然と思われたところ、先生の連連たる捨て身の諌暁により次々と不思議が起きたのであります。
かくして、偽戒壇正本堂はわずか26年で消滅し、師敵対の逆徒三人の末路を見れば、池田大作は生ける屍と化してすでに9年、細井日達は大事の御相承を為し得ずして急死して堕獄の悪相を現じ、阿部日顕は40年にわたり「詐称法主」の辱めを受け、その中に国立戒壇否定の執念だけは燃やし続けるも、長き病苦の末に昨年9月に命終したのでした。
ここに、第六天の魔王がたくらんだ御遺命破壊のたばかりがようやく最終章を迎えたのであります。
その中、一万二千で死罪に等しい解散処分を受けた顕正会を唯一御遺命の国立戒壇を掲げて日本を独走する213万7千の大集団に至らしめ、今満を持して広布の決戦場に臨んでおられる先生のお姿を拝しては「広宣流布・国立戒壇建立の仏勅は金剛不壊である」との指導が強烈に命に突き刺さるものであります。
先生は、昨年の御大会式の御講演において
「立宗における大誓願の中に、その後の一代三十年の御化導も、未来日本国の広宣流布・国立戒壇建立も、世界の広宣流布も、さらに、末法万年尽未来際までの流布も全てが含まれている」
と仰せ下さいましたが、先生の御遺命守護の戦いこそ大聖人様の常住此説法に他ならず、なれば、2020年代の広布の決戦場において日本国一時に信ずる究極の一時点も必ず事実となる事を大確信するものであります。
そこに「日蓮によりて日本国の有無はあるべし」との重大なる仰せを全日本人が心魂に徹する日も決して遠い先ではなく、だからこそ、一国に動執生疑を起こす三百万、そして、日本が動く五百万こそ急務と深く心するものであります。
されば
「学会・宗門は御遺命に背いたゆえに広宣流布に戦う資格も力も失ってしまった。
顕正会が立たずして誰人が大聖人様に応え奉るのか」
との裂帛の師子吼を帯し、広布の決戦場に捨て身で臨まれる浅井先生に全員でお応えしてまいろうではありませんか。