2024年5月19日前楽観劇しました。良席ありがとうございました!大感動で帰宅しました。








この団旗には、今回の3作目まで出演されているキャストさん全員のサインが書いてあるそうです。いつか、書く場所もなくなる?!


そうなれば、サインで埋め尽くされたものは朝枝さんの宝物となって、新団旗となるのでしょう。



無事、観劇を終えてロビーに出ると、受付のスタッフさんが預けた差し入れを直接渡してはと、わざわざお声がけくださいました。小劇場のあたたかさ涙


次々お見送りに、ロビーに出てこられたキャストの皆様。


一瞬でしたが、主宰朝枝さんにご挨拶できました。大ファンの高畑加寿子さんや横関健悟さんにもお声がけできました。


小劇場のお見送りは、私にとり当たり前な光景ですが、コロナ禍は辛かったですね。やっと、小劇場演劇界隈に日常が戻りました。


大きな箱でグランドミュージカルしか観た事ないと言った友人を、コロナ禍前でしたが、一度下北沢の演劇誘った時にはそれは驚いて、


お見送りの時に、お気に入りのキャストさんのワンショット撮影や、運が良ければツーショット撮影できたり、プレゼントも手渡しして、お話までできたり。


とても興奮していました。


あの時の友人の顔を思い出すと、ほっこりします😊


コロナ禍では、ご挨拶できない代わりに、感動を伝えるべくスタオベ厭わなくなりました。いつ死ぬかわからない。感動したのに伝えないままでいたら、死ぬ前に後悔する事のベスト10に入ります。なる早でしなければ!いつも、そんな気持ちでいます。




前置きが長くなりましたが、感想を綴っていきます。


朝枝知紘さん作演出作品は、1作目のRISU PRODUSE another episode『片隅に灯す』から、



Asaeda Proと正式に名乗られた初の作品『ホタルの夜明け』に続き、


 

待望の、3作目です!!幸運な事に、今のところ劇場での観劇叶っています。



静岡→長野→北海道 と、物語の舞台は北上していきましたが、次は南下するのでしょうか。


飛び越えて沖縄は行きましたが、未踏の四国や法事で1泊しただけの九州なんかも見たい。でも、きっとどこが舞台でも素敵です!!



主演は、高畑加寿子さん。大ファンになってしまって、生きてご挨拶叶い嬉しかったです!


初見はMcompanyさんなので、私の中ではゲンママのイメージ強めですが、母ちゃんが上書きされました!!


私は還暦に近い50代ですが、同年代と思っても良いでしょうか?もう、本当に素敵な母ちゃんで、愛情溢れパワー全開で。


寺島郁恵 という役ですが、「母ちゃん」で通します!


郁恵さんと言えば、かの有名な方がいらっしゃいますが、笑顔しか浮かばない。日曜日朝の『健康カプセル』という健康番組大好きで、榊原郁恵さんがよくご出演されています。


母ちゃんのイメージにピッタリなお名前。



母ちゃんの選択は、ご家族は悲しかったかもしれませんが、共感しました。イタイイタイと言いながらも、日常を送っていたい。入院した途端、身動き取れない重病人になるのなら。


仕事柄(デイサービス勤務)、高齢者さんとの絡みが人より多い日々ですが、80歳過ぎてガンの手術やペースメーカーの交換手術そして、転倒による足や腰の骨折で手術をして、元の生活に戻れなくなった方は多くて。


腕や手首の骨折でも、手指を動かせない間に、認知症状が急激に進んだ方もいらっしゃいました。


そんな先輩方を見るにつけ、70代までは場合により。80代の手術は基本したくない。


ただし、認知症状がそれほどでもなく、歩行可能な方が転倒し足腰骨折したら(腕も)、まず手術になります。そこは仕方ないかなと思います。


話がすぐに横道に。すみません。


本当に立派な母ちゃんでした!息子2人を、同じようにたっぷり愛情注いで育ててきたんだなと思いました。


あったかく包んで、お腹いっぱい美味しい料理を食べさせて。


母ちゃんの宝物の、2人の息子の兄勘太役は、横関健悟さん。


ハーモニカに弱い私です。今井雅之さんの、ウインズオブゴッドを思い出すし。


小さなハーモニカを、ポケットから「ジャーン!」と出して、ひとり吹く勘太。冒頭から、もう泣けてしまいました。


高校生の泰介が、修学旅行先の京都で、ハーモニカを見つけて(探したのではなくて、偶然だと思われます)、これはアニキ喜ぶな!と思って、どうしても勘太に買ってあげたいと思った事が尊いです。


そして、高級ハーモニカでお小遣い使い果たし、残りで買えるのはピコピコハンマーだけだったのでは。


バカバカと母ちゃんは言うけど、バカな子ほどかわいいものです笑


飯泉博道さん、大好きな役者さんです。泰介の成長をしっかり見せてくれた。またお会いするのがとても楽しみ!!



横関さんの出逢いは、リスプロさんの演劇で、死刑囚。横関さんの演技力素晴らしくて、魅了されました。その後の中国人留学生がまた衝撃。この人は、誰にでもなれる?!


今回の、横関勘太にも泣かされました。発達障害があっても兄として、泰介をとても愛して守ろうとする。


ラストの母ちゃんへのプレゼントは、子供の心を持ち続ける勘太ならではのアイデアでした。涙。尊いなあと、泣けて泣けて。


勘太のアイデアに、全員が、全力で協力する。愛すべき、母ちゃんのため。


母ちゃんが、目隠し取る前から号泣でした…


母ちゃんが、天に召されたシーンはなく、見るのも辛いと思ったので、全てナレーションで助かりました。


母ちゃんを、心から心配する漁師仲間の修治。初めましての、幸将司さんが好演されました。笑顔の裏の、寂しさ。慈しみを湛えた笑顔が、たまらなく切なかった。


娘さんいくつなのかな。必ずいつか会えますように。娘さんだって、お父さんに会いたくて、泣いているかもしれないのですから。


なんて、劇中に思わず脳内で語りかけてしまいました。


亜季と熊晴が、また若くして辛い思いを沢山して、自分で掴んだ居場所と共に生きる人たちを、大切に生きている。


沢山の涙を流した笑顔だと感じました。相原未来さん。とても素敵な役者さんでした。


充もなかなかいい彼になりそうです?!笑いの絶えない毎日になるのでは。


理想と現実は違いますから、充は諦めないでほしい笑


頑張れ充、オバチャンは全力応援です!鈴木健斗さん、金髪似合う!!何かを背負いつつも、いつも元気で明るい充を熱演。



熊晴は、居場所を求めている泰介を、強面で「自分で探せ」と突き放しながら、「見つかったら、教えてくれ」と仏様のような笑顔に。


松本匠さん・横関健悟さん・朝枝知紘さんのリスプロが、ずっと続くと思っていた私は呑気でした。


朝枝さん演じる熊晴の、熱のこもった台詞で理解したような気持ちになりました。


雄大な、北海道の自然が広がる千歳市駒里。ここが、居場所だと熊晴はピンときたのでしょう。



亜季と意気投合する小百合役、種村愛さん。目力すごい!!これからが、幸せへの本格始動。


大黒柱に続き、向日葵のような母ちゃんなきあとも、寺島家を明るく照らす人が現れたんだなと感じました。


何があっても、この人と生きていきたい。この人がいるこの家が自分の居場所だと、気づいたのはくも膜下出血で倒れたあとでした。なんと54歳でそんな気づきが。


大切な事になかなか気づかない自分に、天がお灸をすえたのかもしれません。



母ちゃんが、プロポーズをされた思い出の向日葵畑。


母ちゃんは、もう一度行きたいと願っていたけど、満開の向日葵が咲き乱れる季節まで、生きる事が叶わなかった。

 

そして、雪どけの朝に。大好きな母ちゃんは…。




息子2人が、母ちゃんの写真を持って、向日葵畑に立つラストシーン。


泣かせていただきました。デトックス完了😭カーテンコールでも涙止まらず。


子供3人残して、2021年になくなった弟のことや、


幼い2人の息子さん残して、卵巣がんでなくなったママ友達。


今年三周忌となる中学の友人は、ご主人と21歳と18歳の息子さんを残し、膵臓がんでなくなりました。まだ私は、彼女のLINEを消せずにいます。


そして私は、2020年くも膜下出血で九死に一生を体験し、運良く生き延びる事ができました。



がんを告知され、終活はできても段々と弱る姿を見るしかない家族。


血栓症などで親に急逝され、お別れを言う事もできずに混乱し、呆然とする家族。


逝く方は、その後のことはわからない。


残される家族は、どっちがましか?という問いを考え続けています。


脳卒中再発に備え、終活に励んでいますが、未踏の北海道に行く事も、就活ランキングとしては上位。


この向日葵畑に、必ず寄りたい。1人旅でと思っていましたが、夫と行きたいと思いました。


寺島兄弟も来ているといいです。新しい家族とともに。


脳内で、探してきます!!


まだまだ感動続いております。デトックスも、完璧です。


また皆様にお会いしたく、健康長寿に励みます。


最後に、向日葵畑の動画のリンクを自分用に貼りました。本当に、想像以上に圧巻!!


幼い勘太と泰介が、見つかってよかった😂✨🌻




感動ありがとうございました!!新作楽しみにしております👏


小劇場で感動チャージ。新たな出逢いや心の触れ合いが、私の、1番欲する生きるエネルギーです。故に、劇場は命のガソリンスタンド。


経営が大変な事は承知しながら、開店してくださり、ただただ感謝です!!!