うちの息子はこれまで、髪を切るのに結構な苦労をしてきました。
とにかく嫌がるんです。
逃げられたリ、それでも無理につかまえて切ると大泣きされたり、ジタバタされたり。
1歳台の頃はそれほどでもなかった気がするのですが、2歳過ぎたくらいからはその傾向が顕著になり、もうとにかく大変で
いわゆる「感覚過敏」というやつなんでしょうね。
切るときの工夫については以前この記事に書きましたが、この記事に書いたように切れるのは良い時で、
最近は彼が完全に眠ってから新聞紙の上に頭を移動させ、寝ている間に切っていました。
それが昨日の夜、初めて、ゆっくりと落ち着いて彼の髪を切ることができたんです
ビックリです
その時の様子を備忘録として記録しておきます。
昨夜は全部切ろうなんて思っていなくて、とりあえずハサミでチョキン!と1回切ることを目標にしていました。
お風呂に入り、浴槽で二人で向かい合い、
小さなハサミ(パパの鼻毛切り)を見せて
母:「1回だけ、○ちゃんの髪をチョキンしよう!」と言うと、
息子:「おしまい!」(←NOの意思表示)
母:「わかった。それならやめるね」 と言ってハサミを1度隠しました。
(※現在は、彼のマンド(=要求語)にはできるだけ応じることにしています。君の言葉はちゃんと伝わってるよ、というこちらの意思表示です)
母:「それならママの髪を切ってごらん」と言ってもう一度ハサミを見せて息子に持たせましたが、切ろうとしませんでした。
母:「じゃあママが切るね」と言って、私の髪を数センチ彼の目の前で切って見せ、「全然痛くもなんともないよ」と笑ってみせました。
しばらくすると彼は、自分の好きな遊びを始めました。
浴室の壁に数字の表なんかを貼ってあり、息子はそれで遊ぶのが大好きです。
遊びに夢中になる彼の背後にまわり、私は唐突に彼の髪の一束をチョキンと切りました。
彼が振り返ったので、「ほら、切れたよ。これ○ちゃんの髪だよ」と言うと興味深そうに見ていましたが、やがてまた遊びのほうに関心が向きました。
もう一度チョキンと切って彼に見せましたが、振り返ってみるものの、やっぱり平気そう。
あれ?これイケるんじゃない
と思った私。
そこからはどんどん切り進めました。
耳の上も、前髪も、襟足も、全部切れました。
息子には切られている自覚がもちろんあったし、時々は興味深そうに切られた髪が水に流れていくのを見ていましたが、
特に乱れることもなく、かといって興奮することもなく、淡々とした様子でした。
なぜ急に出来るようになったのかはよくわかりませんが、とにもかくにも、
やったーー!
苦手を1つ克服できました
また一つ成長です
お風呂から上がったあとは「髪を切ってカッコよくなったね~」と主人と二人で褒めちぎりました。
私たち、褒めるときは気絶しそうなほど大絶賛するんです。(ABAで課題が出来た時もそうです)
うわべだけ褒めているわけではなくて、本当にお赤飯炊いてお祝いしたいような気持ちでした
えらいぞ息子!
今後はこの感覚を忘れられないように、週に1回以上のペースで、少しずつ切っていこうと思います。
こういうのは本当に嬉しいな