おっさんのブログに( ´∀`)ゞ イラッシャーイ
アメリカでは2017年11月12日に公開されて
日本ではつい先日の2018年3月16日から公開中の
リメンバー・ミー(原題:『coco』)
を観て来ました。
簡単にあらすじを書くと
主人公の12歳の少年ミゲルは、遠い昔のご先祖が
家族を捨ててミュージシャンになった事で
音楽の一切を禁止した靴屋さんの息子。
元々音楽が大好きなミゲルは
将来ミュージシャンになるべく、
ミゲルが住む町の出身で尊敬する
今は亡き有名ミュージシャンの
エルネスト・デラクルスの
映像を見つつ練習に励みます。
1年に1度ご先祖様がこの世に戻って来る
『死者の日』に
コンテストで演奏出来るかもしれない
チャンスが来るのですが
ひょんな事から祖母であるエレナにバレて
猛反対に会い
愛用していたお手製のギターを破壊されてしまった為
家を飛び出します。
なんとかして演奏コンテストに参加しようと
試行錯誤しますが、上手くいきません。
そんな中、ふと目に止まったのは
死者の日のお祭りで盛大に飾られた
エルネスト・デラクルスのお墓の中に飾られた
愛用のギター。
死者を迎える道しるべとして
マリーゴールドが敷き詰められた中
ギターを試し弾きすると…。
そこは生者が行く事の出来ない死者の世界だった。
ミゲルは無事に元の世界へ戻る事が出来るのだろうか?
と、こんな感じ。
まず目に飛び込んでくるのは
ド派手な色彩に包まれたお祭り用の装飾旗。
大まかな前置き説明はこれで行われます。
ただ、ある程度メキシコ方面の『死者の日』
…日本で言う「お盆」の風習を知っておかないと
お子様は見たままを受け入れるのでOKなんですが
大人の場合は頭の中に「?」が浮かびまくってしまい
ディスニー映画ではお約束である
『隠れミッキー』を探す余裕もありません。
※隠れミッキーがあるかどうかは不明。
【死者の日】
メキシコでは、11月1日と2日を『死者の日』として
盛大にお祝いをします。
死を恐怖と捉えるのではなく、生きとし生けるものの
避けては通れない道として受け入れ、
明るく楽しく、笑い飛ばすと同時に
ご先祖様をはじめとする故人に家族や友人達で
思いを馳せる日としているので
死者の道しるべとして、マリーゴールドを敷き詰め
祭壇には先祖代々の写真を飾り
沢山のお供え物と装飾で華やかになります。
色とりどりのドクロやかぼちゃが飾られ
人々は仮装してパーティーする事から
ハロウィンの原点ではないか?とされています。
さて、このリメンバー・ミー。
日本語で言うと「私を忘れないで」と言う意味なのですが
随所に忘れられた死者はどうなってしまうのかが
描かれておりまして
遠巻きに、
あなたが今存在しているのは
ご先祖様が命を次の世代へ引き継いだからであって
決してあなただけの力だけではないのだから
ご先祖様の事を忘れないであげてね。
と言うメッセージが盛り込まれております。
最後辺りなんて結構感動するシーンなので
機会があれば、ハンカチ持参で是非。
同時上映は
「穴と雪の女王/家族の思い出」です。
アメリカでは期間限定の上映だったのですが
日本では冬はおわってますので
どうなるんでしょうね?
限定期間上映を警戒するならお早めに。
映画『リメンバー・ミー』星5つ評価
色彩度:★★★★☆
ミュージカル度:★★★☆☆
ドタバタ度:★★★☆☆
ダンテ(犬)の意外度:(測定不能)
ご先祖様は大切に度:★★★★★
ほな、またねー。