おっさんのブログに( ´∀`)ゞ イラッシャーイ
ユナイテッドシネマズで行われている
午前十時の映画祭 8 で
只今バグダッドカフェを上映しておりまして
ニュー・ディレクターズ・カット版ではありますが
観て来ました。
おさらい程度に
【バグダッドカフェ】(原題:Out of Rosenheim)
1987年 西ドイツ製作
監督:
パーシー・アドロン
主演:
マリアンネ・ゼーゲブレヒト
CCH・パウンダー 他
あらすじを簡単に書くと、
昔は栄光を極めていたであろう
(今は)寂れてしまったモーテル
「バグダッドカフェ」が、ジャスミンと言う新たな風により
紆余曲折しつつ再び息を吹き返すまでのお話。
ジェヴェッタ・スティールが歌う主題歌の「Calling You」が
日本でも大ヒットし、
当時は流れない喫茶店が無かった程だったとか。
数多くの歌い手さんにカバーされて
世代を超えて歌い継がれている。
撮影に使用されたカフェは実際に存在し
元のお店の名前は「サイドワインダーカフェ」だったが
映画の撮影で看板などが変えられた際に
そのまま改名し「BAGDAD (GAS ・OIL) CAFE」となる。
2017年10月の情報では、カフェ自体は健在。
劇中で印象的な
ロゴ入り給水塔は撮影後に崩れてしまい
2011年までには姿を無くし
モーテル(宿泊施設)も老朽化で2015年位には
取り壊され撤去されたのだとか。
形あるものは消えるのが宿命とは言え、とても残念ですね。
もしも行きたい人が居るなら
カリフォルニア州のニューベリースプリングス
ヒストリックロード66を走れば
劇中そのままのカフェが出迎えてくれるでしょう。
スクリーンで観た感想ですが
数回ネットTVで観ているんやケド
やっぱ映画館の大画面で
作品の世界に浸るのに
もってこいな作品のひとつやと思います。
特にブレンダから逃げる様に離れた旦那のサム。
実は双眼鏡で観察出来る範囲内で
パパラッチしているのですが
要所要所でカットインしてくるので
『サム、いい加減家に帰れよ。』
とツッコミを入れたくなる位良い味出してます。
他に気付いたのは
ドイツ人とアメリカ人のコーヒーの濃ゆさの好みの違い。
ひょんなことから
サムがジャスミンの旦那が道路に置いた
コーヒーポットを拾って
お店に持って帰るんですが
それに入っていたコーヒーを
トレーラーハウスに住んでいる
芸術家(?)のアメリカ人が飲むと
「苦すぎる」と驚くが
逆にアメリカ人好みのコーヒーを
ジャスミンが飲むと
「なにこれ。茶色い水だわ。」
と一蹴するなど、意外に芸が細かい点。
元々監督のパーシー・アドロン氏は
映像にこだわる人の様で
コロコロカメラワークが変わるのと
フィルターをかけたりして
色で演出を強調したりした為
2度編集し直しているのだが
一番最初のモノは
場面によって色がコロコロ変わっていたり
上映時間の都合上、説明不足な点もあったのだとか。
最終的にニュー・ディレクターズ・カット版で
色味が調整され、
上映時間の都合でカットされたシーンなども
入っており、完璧な作品に仕上がっている。
サブリミナル効果でも習ってるのか?って位
惜しげもなく主題歌を劇中で使用しているのと
どことなく懐かしい様な感覚を覚える映像と
一見ハッピーエンドに見えるが
実はそうではない部分もあるのが
この映画の(人間臭い)魅力なのかもしれません。
そう言う意味で
また観たくなるからムカつくわー…。
次は何時観に行こうかな…
ほな、またねー。









