日曜日に久留米市は北野町にあります
コスモス街道のコスモスフェスタへ行って来ました。
行きすがら両側に地元の人達が種を植えて
大切に育てて見事に咲いたコスモスが
沢山出迎えてくれまして
オイラの師匠も写真をぱしゃり。
【コスモス街道が生まれた訳】
昭和47年、現在のコスモス街道が
まだ舗装されていない堤防沿いの道だった頃
雑草が生い茂って荒れ放題。
場所が場所なので整備のされていない堤防には
心無い人達のゴミが捨てられる様になっていました。
そんな堤防のすぐ下に住んでいた角光さんは
ゴミの不法投棄を何とか出来ない物かと
悩んでいたそうです。
そんなある日
角光さんは奥さんのお腹の中に
新しい命が生まれている事を知るのをきっかけに
奥さんと自分の生まれて来る子供の為と
美しい故郷になる事を祈って
家の前の堤防10メートルの範囲に
コスモスの種を撒きました。
待望の女の子が生まれると
健やかな成長と故郷の環境美化を願い
毎年少しずつコスモス畑を広げました。
美しく咲くコスモスの花と
角光さんの思いが人々の心を打ち
地域の人々も手伝って
コスモスを愛する人の輪は
コスモス街道愛好会として
北野全体に広がる事になりました。
コスモスの成長と共に
角光さんの愛情を受けて
娘さんは笑顔の素敵な女性に成長し
いつしかコスモス街道を通って
嫁入りする事を夢見る様になります。
平成7年10月。
満開に咲き乱れるコスモス街道の中を
娘さんは白無垢姿で歩いて嫁いで行きました。
当時10メートルだったコスモス街道は
2012年現在で3.5kmにまでなっています。
フェスティバルの展示場ブースでは
地元北野小3年生の皆さんによる
コスモス育成の日記と苦労した点等を
感想文として展示してあります。
露店やステージイベントで
盛り上がるのも良いのですが
たまには何故このお祭りが存在するのかの
経緯を知ると言う楽しみ方も
アリだと思います。