軽いの、集めてみました(笑)。
「Q10」
一番良いのはキャラの描きこみですね。非常に丁寧。シナリオはまあまあだと思います。ただテーマによって、消化しきれてないなぁ、って感じるのも確かです。
例えば最初の、ヘリにSOS話。
テーマは非常にいいと思います。でも、なぜそうなのか、まったく建設的じゃない行為にある「意味」を、どーもシナリオライターがわかってない感じ。
演出はわかってんだけど、持っていき方が悪いから、イマイチ感情移入ができなかったんですよね。
あと、最大の弱点は、やっぱ設定が…あまりにベタ過ぎるトコロです。
別にアリですが、ベタだからこそ、シナリオの力で陳腐にもなってしまうのが…ねぇ。せっかく演出や役者はいいのに、もったいないなぁ。
「Dr.ドリトル」
想像どおりの出来ではあります。
設定は好きなんだけどなぁ、獣医師版ブラックジャック(笑)。でも、やっぱちと薄っぺらい。
獣医はビジネス、と公言し高額の医療費を請求するボロ動物病院の獣医師(小栗)、友人のTVで人気の有名獣医師(成宮)の関係など面白い…んですが、驚くなかれ、シナリオ、演出ともに良くない(笑)。
シリーズ構成と、キャラ相関図がよいせいで見れてしまうから不思議(笑)。
が、マジメに見るとセリフがC級(笑)。今時そんなクサイセリフ、説明ゼリフじゃ目立ちまくりでしょ~(T-T)。よくシナリオOK出たなぁ(笑)。
ここまでシナリオが雑だと、役者の演技力が如実にわかるのが、実は裏の面白さ(笑)。並みいる人気俳優、大御所がガンガン出てきて、一番目立つのが看護師(井上真央)というのは、正直びっくり。この子、ここまで上手かったのか!って(笑)。
小栗より、成宮よりうまい(笑)。このふたり、井上より全然スキだからひいき目のはずなのに(笑)、井上の方が断然よい。
つーか、変なシナリオでもヘンに見えない演技が特にうまいのか?(笑)。存在感で言えば明らかに主役です。
小栗やばし!もちろん彼の責任じゃないんですけどね。これは設定が悪い。
ブラックジャックってだけで獣医やらせても、説得力が弱すぎなんです。なぜ獣医か(設定ちゃんとあるらしいけど)が、普段から見えるキャラ設定=クセをつけなきゃ、陳腐なだけじゃん…。
ここが一番もったいないです。
「霊能力者 小田霧響子の嘘」
ええ、まったく期待してませんでした(笑)。キャラ配置を換えたTRICK、そのままだろうな、と(笑)。
だが、
あれ?面白いぞコレ(笑)。
ペプシさんとこで実感したんですが(笑)「CSI」で一番スキなのはマイアミなんです。おーざっぱ、はやり方次第で正統派より面白い(笑)。
いいじゃん、ドラマなんだから、をうまく言う方法論さえ見つければ気にナラナイ(笑)。もちろんソレだけじゃ壊れたドラマだけど、面白さが他にあれば許せるンデス。
これがまさにそう。
TVの霊番組で人気のニセ霊能力者(石原)が、番組に持ち込まれるオカルト事件の裏に潜む人間ドラマを、見事「霊能力」で解決する、完全な水戸黄門です(笑)。
あくまでキャラ描きをマンガレベルにしてるのが勝因です。
リアルになりそーな部分を意図的に殺いで、ゲストのドラマだけ描く。
突然霊能力で出現する響子(もちろん小道具と黒子、照明つき(笑))とか、ラストの憑依とか(笑)、ムチャクチャさ満載なんだが、お笑い方向・すべり一歩手前を保つ見事なバランス(笑)。
なにより、普段の自称助手のダサダサ響子本人と、霊能力者響子のギャップがいい。石原さとみってキレイ!という意外な(オイオイ)衝撃と、彼女の演技力だけで押し切る超力技、というシナリオ・演出は、かなりイイかも(笑)。恐ろしいまでにイタイ演技なのに、うまい、ってどーなのコレ(笑)。
毎回ラストの響子のイタイ憑依演技、今度はなに!?が楽しみになる、って…麻薬的です(笑)。
これが正しい水戸黄門の作り方か、となんか納得。
キャラ自体の出来は、あきらかにTRICKの方が上なのに、TRICKより好き(笑)。ツメの甘さが見える=どこか真面目な部分が出ちゃうせいかな。響子みたいな圧倒的破壊力がないっつーか(笑)。
これが正しいドラマの見方かどうかは、疑問ですが(笑)。
PS:
あの出現霊能力、マジック風だけど、マジックの説得力がないのが、最大の勝因かも。
TRICKならきっちり説明しちゃうんだけど、そーすると返ってリアルになって突っ込みどころ満載になってしまう(その角度だと実際は鏡トリック無理でしょ、とか)。
霊能力風マジックだからいーんだよ、タネなんかしるか!の方が「ありえねー」って笑える分潔いんです(笑)。
どーやってあんなデカイ照明を人の家に入れたんだよ!とか、黒子はあの後どうやって撤収すんだよ、でかいロッカーどこに隠してあったんだよ……とマジックとして成り立たない穴を意図的に残すこの粋さ、はやっぱうまいなぁ、って。
